ド軍“代役”が奮闘「ベスト尽くした」 昼寝→開始15分前に通達…明かした舞台裏

ロートベットは試合開始15分前にスタメン変更を告げられた
【MLB】ドジャース 9ー0 ロッキーズ(日本時間11日・ロサンゼルス)
ドジャースのベン・ロートベット捕手が10日(日本時間11日)、本拠地でのロッキーズ戦に“緊急スタメン”となった舞台裏を明かした。9-0で快勝した試合後に「18時55分くらいかな。試合開始15分くらい前だと思う。ウィル(スミス)の調子があまり良くないと、警告は受けていた。昼寝から起きたら(知らされた)」と話した。
唐突なスタメン変更だった。ドジャースはロッキーズ戦の試合開始1分前、スタメンが変わったことを発表。「3番・捕手」で先発予定だったウィル・スミス捕手が外れた。スミスは3日(同4日)の敵地・パイレーツ戦の守備中、ファウルが右手に直撃して途中交代。球団は「右手の打撲」と発表したが、負傷者リストには入らずにチームに帯同して前日9日(同10日)の同戦で先発復帰した。
ところが、この日は急遽の“欠場”となり、ロートベットが「9番・捕手」でスタメン出場。昼寝から起きると「その後シャワーを浴びて、ストレッチを少しやった。(スネルが)ブルペンを終えてから、ベンチで合流した。大慌てだったよ。(試合前に)彼とほとんど喋っていないよ」と、バタバタの試合直前を回想した。
スネルは6回2安打無失点で「彼が試合を引っ張ってくれた。私はベストを尽くしただけだよ」とロートベットは謙遜。さらに、スネルの投球には「自信が感じられた。彼は自分が何をしたいか分かっている。4つ全ての球種に確信が感じられた。彼が登板すれば、打者にとってはタフな1日になる。チェンジアップが素晴らしかった。速球も(いつも通りの)速球だった。ファンタスティックな仕事ぶりだった」と絶賛を止めなかった。
その後も救援陣を好リードし、9-0で勝利。緊急出場でも「0」を9個並べたロートベットの存在感が際立っていた。
(Full-Count編集部)