山本由伸、背信スコットを“気遣い”「苦しいところだと思う」 自身の登板で3度の白星消滅

試合後、取材に対応したドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】
試合後、取材に対応したドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】

スコットは今季54登板で防御率5.01

【MLB】ジャイアンツ 5ー1 ドジャース(日本時間13日・サンフランシスコ)

 ドジャース・山本由伸投手は12日(日本時間13日)、敵地ジャイアンツ戦に先発して7回10奪三振1安打1失点の好投を見せた。しかし、チームは1-1の延長10回、タナー・スコット投手がサヨナラ満塁弾を浴びて敗れた。試合後、山本の口からはスコットを思いやる言葉が出てきた。

 延長10回1死三塁からマウンドに上がったスコットは、不運な判定もあったものの満塁のピンチを招き、最後はベイリーにサヨナラグランドスラムを浴びた。今季成績は54試合登板で防御率5.01となった。

 今季4年7200万ドル(約105億円)の大型契約で加入したものの、シーズン途中から絶不調。特に山本の登板試合で“やらかし”が多く、山本が7回1安打無失点9奪三振の好投を見せた5月20日(同21日)のダイヤモンドバックス戦では9回に同点ソロを被弾。7月13日(同14日)ジャイアンツ戦、8月31日(同9月1日)のダイヤモンドバックス戦と計3度、白星を消している。

 直近でも6日(同7日)の敵地オリオールズ戦で山本が9回2死までノーヒットノーランの快投を演じたが、トライネンの後を継いだマウンドでサヨナラ打を浴びた。

 それでも、試合後の報道陣の取材に応じた山本はスコットについて言及し、「元々すごく実力がある選手なだけに、本人は余計に今、苦しいところだと思うので。こういう時にみんなで助け合えるチームだと思うので、本人はすごく苦しいと思いますけど、なんとか全員でカバーしたりしてやっていきたいなと思います」と言葉をかけた。

(Full-Count編集部)

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