山本由伸、歴史的な不運記録「マジかよ」 MLB124年で初…10未満が示す“異次元ぶり”

3試合連続HQS達成も勝ち星なし
圧倒的な投球内容と不運を象徴するかのような記録が発掘された。ドジャースの山本由伸投手は12日(日本時間13日)、敵地のジャイアンツ戦に先発し、7回10奪三振1安打1失点の好投を見せた。だが打線の援護はなく、これで3試合連続でハイクオリティ・スタートを達成しながら勝ち星つかず。米データ会社によると、メジャーでも前代未聞の不運な記録となってしまった。
山本はシーズン162回1/3イニングを投げ、メジャー2年目にして規定投球回をクリア。ドジャース投手としては実に3年ぶりの規定到達者となった。また、8月31日(同9月1日)のダイヤモンドバックス戦から3試合連続の2桁奪三振を記録。3試合連続で7イニング以上を投げて10奪三振以上は、2017年のクレイトン・カーショー投手以来、球団8年ぶりの快挙だった。被打率.186はメジャー全体でも最も優れた数字となっている。
ただ、それでも打線の援護に見放され、3試合連続勝ち星なしが続いている。データに特化した米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」は13日(同14日)、そんな山本について1つのデータを紹介。「昨晩が終わって、現代野球史(1901年以降)で連続した3登板で30奪三振、かつ(安打、与四球、死球を含めた)10出塁以下に抑えたのにも関わらず勝利を挙げられなかったのはヨシノブ・ヤマモトが最初の投手だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。
運に見放されながらも結果を出し続けている山本に対し、SNSでは「不運、無援護、そしてブルペンの崩壊」「皆様、これが2025年のドジャースです!!!」「本当のエース」「マジかよ」「最近のヨシはスキーンズより酷い」「ワオ」「面白すぎる」など、称賛と嘆きが入り混じった反応が噴出している。
(Full-Count編集部)