悩めるド軍大砲も「ようやく自分らしさが」 復活を告げる3安打3打点で得た手応え

5回に逆転右中間2点二塁打を放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】
5回に逆転右中間2点二塁打を放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】

T・ヘルナンデスが逆転2点二塁打を含む3安打3打点の大暴れ

【MLB】ドジャース 13ー7 ジャイアンツ(日本時間14日・サンフランシスコ)

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は13日(日本時間14日)、敵地のジャイアンツ戦で「5番・右翼」で出場し、3安打3打点の大暴れを見せた。チームの逆転勝利に貢献し、「ようやく自分らしさを取り戻してきた。怪我をする前の状態に近づいてきているし、シーズン終盤に向かって良くなっているのを感じている」と手応えを口にした。

 悩める右の大砲がお目覚めだ。2点を追う3回2死一塁で左越え適時二塁打を放つと、5回無死満塁では逆転の右中間2点二塁打を放った。いずれも追い込まれてから結果を出し、「特に何かを変えたわけではない。10月が近づいているので、みんなが細かいことに集中している」と胸を張った。

 2回先頭の遊撃内野安打と合わせて3安打の固め打ち。左股関節痛で戦線離脱した5月5日まで打率.315と結果を出していたが、負傷離脱後は調子をつかめず。後半戦の打率.227で前日までに打率.241まで落ちていた。「特に新しいことはない。睡眠は取れているし、状態はよくなっている」。

 昨年オフに3年総額6600万ドル(約97億4000万円)で契約延長。何より打力が魅力の32歳だ。「序盤は負けていたが、しっかりとしたプランを立て、正しく実行できた。準備してきたことを出せた」。復調へ確かな手応えを口にした。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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