打者・大谷翔平をド軍監督大絶賛「去年より数段良い」 54HR&59盗塁以上の進化とは

ロバーツ監督「ボール球を追いかけてしまうことがあった。今年は違う」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は14日(日本時間15日)、敵地のジャイアンツ戦前に報道陣の取材に応じ、大谷翔平投手の昨季との違いを語った。
「去年は無理に打ちにいったり、ボール球を追いかけてしまうことがあった。今年は違う。今は選球眼が定まり、ポストシーズンでも対応する準備ができている。去年より数段良くなっている」
大谷はここまでリーグ2位の49本塁打を放ち、打率.282、93打点、OPS1.007。昨季は54本塁打&59盗塁と前人未到の記録を叩き出したが、指揮官は昨季以上の進化を感じとっているようだ。
今季はすでに自己最多に並ぶ134得点をマーク。報道陣から大谷自身が得点にこだわっていることを伝え聞いた指揮官は「彼がどういう人物でどういう選手かを示している。ホームランは得点に直結するし、得点すること自体が勝利につながる。だから彼がその価値を重視するのは素晴らしいこと」と目を細めた。
前日13日(同14日)では3点を追う3回に49号ソロ。ダイヤモンド一周する際にはベンチのチームメートを鼓舞した。「これまでもそういう姿は見せていた。チームを鼓舞することもあるし、自分自身を奮い立たせる意味もあると思う。そうした感情表現を歓迎する」とロバーツ監督は語った。
ここ2試合で3敬遠。上位チームとの対戦では四球覚悟で勝負を避けられるケースも出てくる。「状況によっては十分あり得る。相手がボール球を投げてきて、それを追ってしまうのはチームにとっても良くない。今年は周りもよく打っているから、より自分のゾーンを守れている」。指揮官は昨季の成績以上のものを感じているようだ。
(Full-Count編集部)