走りの基本を見直す指導法 成長期の選手に教える“塁間マネジメント”の重要性

中学生を指導する安福一貴氏【写真:編集部】
中学生を指導する安福一貴氏【写真:編集部】

4年連続盗塁王を指導した安福一貴氏が直伝! 盗塁成功の秘策

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 野球において足を使った攻撃力向上は、チームにとって重要な武器となる。その中でも盗塁は、相手守備を崩し、自軍の攻撃を有利に進めるために欠かせない要素だ。そんな盗塁を成功させる鍵としてプロ野球の舞台でも通用する技術を中学生に分かりやすく伝授しているのが安福一貴氏だ。今回紹介するのはその指導の一環として行われた「スプリントドリル」だ。

 4年連続盗塁王に輝いた片岡易之氏(西武・巨人)も実践した、安福氏独自の盗塁成功率上昇メソッド「塁間マネジメント」を、都内で活動する中学軟式チームへ直接指導している。特に「塁間マネジメント」における最重要パートである「スプリントドリル」は、走りの基礎を見直して動作そのものを活性化させる内容だ。走る動作に関わる関節や筋肉を意識することがポイントとなり、基礎動作の精度が高まった選手は盗塁成功率を飛躍的に向上させると言われている。

 この日は、短い距離を正確に素早く進むための一連の基礎ドリルだった。安福氏が途中で選手の動作を止め、足や膝、腰の使い方を丁寧に修正していく場面もある。「ポイントは体の軸をぶらさないこと」と語りかける様子が印象的だ。

 基本を見直し、その積み重ねが未来の結果へとつながる。特に、今回の「塁間マネジメント」は中学生という成長期にある選手にとって最高の学びの機会だろう。安福氏の教えを受けた選手たちが、塁間を制しヒーローとなる姿が今後も楽しみだ。

(Full-Count編集部)

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