40発の4番よりも欲しい逸材…OBが迷わず選んだ条件「長いシーズンを考えると」

日本ハム・伊藤大海【写真:小池義弘】
日本ハム・伊藤大海【写真:小池義弘】

3人が一致して選んだのは“絶対的エース”

「パーソル パ・リーグTV」は15日、公式YouTubeチャンネル「月曜日もパテレ行き」を配信し、清水隆行氏、五十嵐亮太氏、T-岡田氏が出演し「もし監督だったらチームにほしい選手」というテーマで意見を交わした。

 番組冒頭では「15勝する絶対的エース」と「3割40本塁打100打点を挙げる4番打者」のどちらを選ぶかという問いが提示され、3人はそろって「15勝する絶対的エース」と回答した。

 清水氏はその理由について「優勝しようと思ったら連敗は避けたい。こういうピッチャーがいると大型連敗は防げるし、連勝中ならさらに伸ばせる可能性がある。一方でバッターが点を取っても必ず勝ちに直結するわけではない。長いシーズンを考えるとピッチャーかなと思います」と説明した。

 五十嵐氏が「ジャイアンツ時代に絶対的エースはいましたか」と問うと、清水氏は「上原投手ですよね。若いころは斎藤(雅樹)さんですね」と即答した。T-岡田氏も「15勝できていたら圧倒的な投球ができているということ」と答え、オリックスでは「山本由伸。やっぱり圧倒的といったら由伸になるかな」と語った。

 五十嵐氏も最近の投手陣を例に「伊藤大海とモイネロの投げ合いがありましたよね。終盤によくこの2人の対決があるけど、伊藤のピッチングを見た時に“こういうピッチャーが絶対に欲しい”と思った。モイネロもそう。絶対に勝たなければならない試合で勝てるピッチャーはチームにとって大事」と語った。さらに「ホークス時代では攝津(正)ですね」と、自身の現役時代の経験も交えて理想の投手像を示した。

 不動の4番よりも絶対的エース。プロ野球OBの考えは一致していた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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