山本由伸にロバーツ監督が“苦言”「無理だ」 試合で見えた苦悩、指摘したエースの弱点

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

山本は今季28先発で11勝、リーグ3位の防御率2.66

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が出演する新しい未来のテレビ「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」が15日に公開された。エースの山本由伸投手に対して、期待感と同時に“苦言”も呈す場面があった。

 メジャー2年目の山本は今季開幕投手を務め、先発陣ではただ一人離脱することなく、28試合に先発して11勝8敗、防御率2.66、187奪三振を記録している。特に直近の投球は目覚ましく、9月6日(同7日)のオリオールズ戦では9回2死までノーヒットノーランを継続。12日(同13日)のジャイアンツ戦では7回1安打1失点。2先発連続で7イニング以上かつ1安打以下は、球団100年ぶりの快挙だった。

 ロバーツ監督は「去年までは時々声をかけて自信を持たせる必要があったが、ヨシノブは今はとてもいい状態」と昨年との違いを指摘。一方で、「ヨシノブはもっと効率的になる必要がある」と注文を付けた。

「チームで最高の投手の1人」と認める右腕だが、「毎回6~7回は投げられるようでないとね。ヨシノブは完投できる能力があると思うけど、5回で90球も投げたら無理だ」とロバーツ監督。山本は28先発のうち6イニングを投げたのは17試合、割合では60.1%となっている。

 続けて「ヨシノブがもっと効率的になれば、7~8回まで投げられるようになる。そのためにはストライクを増やし、カウントを先行させること。ヨシノブはよくカウントを取るのに苦労して球数を増やしてしまう」と課題を指摘した。そして参考になる投手として、レジェンドのクレイトン・カーショーを引き合いに出し、効率的な投球を学べるのではと話した。

(Full-Count編集部)

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