大谷翔平、6回も「投げたい気持ちある」も…選手としての“立場”を理解 明かした胸中

試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】 
試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】 

「1人でも多く投げたいっていう気持ちはもちろんある」

【MLB】フィリーズ 9ー6 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地・フィリーズ戦に「1番投手兼指名打者」で出場。投げては5回無安打無失点、打ってはMLB史上6人目の2年連続50号を放った。しかし、チームは救援陣が炎上し逆転負けで2連敗。試合後の一問一答はこちら。

――試合を振り返って。
「プラン通りに投げられたかなっていうのが印象的だったというか。(ロートベットと)初めて組んだバッテリーでしたけど、すごいスムーズにお互いの意図っていうのを理解しながら1人1人抑えられたんじゃないかなっていう印象ですね」

――リハビリの中で6回を投げるかどうか聞かれていたが。
「限られた中で球数を抑えながら、打ち取った打球をしっかりまずアウトに取ってもらったっていうか、1番球数を抑えられた要因だと思うので。その中で球数もイニングももちろん伸ばしていけるに越したことはないですし、前回がちょっと急な登板だったので少しステップが遅れたっていうのはあるとは思うんですけど、1イニングでも長く、1人でも多く投げられるようにしたいかなとは思います」

――6回を投げたかったか。
「そうですね。1人でも多く投げたいっていう気持ちはもちろんありますし。ただ、僕がどこで終わるかもそうだし、どこまで行くかっていうのを決めるわけではないので。フロントの判断であったりとか、監督が『行ってほしい』っていうのであれば行けるように努力しますし、『もう下がってほしい』っていうのであればそれに従うというのも、選手としてはその立場ではあるので。いつでもどんな状況でも投げられる状態っていうのはまず作りたいなとは思ってます」

――10月で5イニング以上投げるか。
「僕に聞かれてもそうですとは言えないので、聞く相手がちょっと違うのかなと思うんですけど」

――打席に入る前にもう少し投げたいと言っていた?
「いや、体の状態を聞かれたので、『体はいいよ』みたいな。調子もいいですし、いいよっていう風に伝えました。代えるかどうかの判断はもう完全に監督に任せているので、体の状態だけを伝えました」

――勝敗とは別にHR王争いは。
「いや、そこはもう全然何も感じてはないですかね。1打席でもいいアットバットを作りたいなっていうだけなので。チームの順位は色々ありますけど、まず自分のコントロールできるところっていうのをまず第一に考えて、1日1日頑張りたいなと思っています」

――50号はどういう意味を持つか。
「もちろん、到達できるっていうことは、それだけチームが勝つ確率が高くなるっていうことだと思うので。ホームランももちろんそうですし、フォアボールをしっかり取るっていうのもまた大事な1番の仕事だと思うので、状況によってが大事かなと思います」

――ブルペンが不安定な状況でリリーフに回ることは。
「色々な人と色々な話をして、もちろん当然そんな話も出ましたし。プレーヤーとしてどこでも行けと言われた方が、その対応ができる準備っていうのをまずしたいなとは思ってるので。それがマウンドでもそうですし、もしかしたら外野もね。リリーフでいくということは、その後のことも考えると、外野の守備にもつかないといけないっていう事項があったりすると思うので、どんな状況になったとしても、しっかりと対応できる準備はしたいなと思っています」

――打撃の状態は。
「なんかすごい調子のいい時期だなみたいなのが、前も言ったと思うんですけど、あんまりこう波がなくここまで来てる感じではあると思うので、調子が悪い時に、逆に言えばそれなりの打席が送れていたっていうのももちろんそうだと思うので。残り少ないですけど、いい状態っていうのをポストシーズンに向けて合わせられれば最高なんじゃないかなと」

(Full-Count編集部)

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