ド軍“予想外”の「39」 米放送局が最大の誤算に選出…指揮官に同情「どうやって」

フィリーズ戦の6回、逆転弾を許したドジャースのジャスティン・ロブレスキー【写真:荒川祐史】
フィリーズ戦の6回、逆転弾を許したドジャースのジャスティン・ロブレスキー【写真:荒川祐史】

ESPNがド軍の最大の成功と失敗を伝えた

【MLB】フィリーズ 9ー6 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)

 深刻な状況だ。ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地でのフィリーズ戦に6-9で競り負けた。「1番・投手兼指名打者」で出場した大谷翔平投手は5回無安打無失点&2年連続50号など躍動したが、救援陣が崩れるお決まりのパターンで、米メディアも怪我人が続出している投手陣の現状を嘆くしかなかった。

 米スポーツ局「ESPN」のブラッドフォード・ドゥーリトル記者は同日付の記事で「2025年MLB全30球団の最大の成功、失敗」のタイトルとともに、各球団の事例を紹介。収穫と懸念材料を分析した。

 ドジャースの「最大の成功」は山本由伸投手だった。「怪我人が多発しているドジャースのローテの中で最も安定した投手」と称賛。既に昨季の投球イニング(90回)を超えて(162回1/3)おり、最優秀防御率も射程圏内とコメントしている。

 その一方で「最大の失敗」に健康面を挙げた。ドジャースの怪我人は慢性的な悩みの種でもあるが「特に投手陣は酷い状況が続いている。選手層が(MLBの中で)最も充実したチームだが、怪我人が多発しずぎて、シーズン中はずっと補強を繰り返している」と説明した。

 同メディアによれば、ドジャースは今季39人の投手を起用し、そのうち16人は1度は先発を務め、セーブを挙げた投手が10人いるという。その上で「ロバーツ監督はどうやって全員を適切に配置するのだろうか?」と疑問を投げかけた。

 シーズン中にはアンドリュー・ヒーニー投手、クリス・ストラットン投手、アレクシス・ディアス投手らを獲得した。しかし、投手陣のバランスを欠いたことによる痛い敗戦が、大事なシーズン終盤に入って目立っている。

(Full-Count編集部)

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