大谷翔平は「ナ・リーグのMVPだ」 2戦連発にロバーツ監督も断言「考えるまでもない」

「唯一の願いとしては、投票疲れが起きないことだ」
【MLB】ドジャース 5ー0 フィリーズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースは17日(日本時間18日)、本拠地でのフィリーズ戦に5-0で快勝。連敗を止め、地区優勝へのマジックナンバーを「8」とした。51号ソロを放った大谷翔平投手について、デーブ・ロバーツ監督は試合後に「ああ、彼がナ・リーグのMVPだ。(大谷がMVPだと考えることは)結構簡単なことだ」と語った。
大谷は8回無死で迎えた第4打席、ルサルドの6球目スライダーを捉えると、打席で打球を見届けた後、一塁に向かって進む確信弾に。打球速度107.8マイル(約173.4キロ)、飛距離408フィート(約124.3メートル)、角度32度の一発で、リーグトップのシュワーバーの目の前で2本差に迫った。
大谷は前日16日(同17日)の8回にも飛距離430フィート(約131メートル)の特大50号を放ち、投げては5回無安打無失点の好投を見せた。17日(同18日)の試合に勝利した後、ロバーツ監督は「彼の打撃での活躍と、マウンド上での活躍を考えれば、圧勝だろう。考えるまでもないことだ」と述べ、ナ・リーグMVPは大谷一択だと断言。「唯一の願いとしては、投票者たちの中に(大谷への)投票疲れが起きないことだ」と余裕の発言だった。
MVPの対抗馬としては本塁打王争いで大谷をリードするシュワーバーの名が議論に上がっているが、総合評価で選手の貢献度を表す指標「WAR」では大谷に大きく引き離されている。守備や走塁での貢献度が高いダイヤモンドバックスのペルドモやフィリーズのターナーなども候補として話題に上がっているが、いずれも投手部分を除いた大谷のWARにも及ばない。
チームは2回にフリーマンの21号ソロで先制し、ロートベットの中前適時打で追加点を挙げた。さらには4回にもE・ヘルナンデスの適時打で3点差に広げると、8回に大谷の51号が試合を決定づけるダメ押し点に。エドマンも犠飛で続き、5点差に広げた。好投を続けていた先発のスネルは7回にピンチを招くも志願の続投で無失点に。12奪三振の力投を見せた。
ナ・リーグ東地区首位を独走するフィリーズとの直接対決3戦目。ここまで2連敗と嫌な流れだったが、ポストシーズンでも対戦する可能性がある相手に対し1勝2敗とした。残り10試合となったドジャースは18日(同19日)から本拠地でジャイアンツとの4連戦を迎える。
(Full-Count編集部)