大谷翔平に立ちはだかる“ルースの壁” 54HRペースでも届かず…まだ遠い英傑たちの偉業

ベーブ・ルースは1920~21年に113HR
【MLB】ドジャース 5ー0 フィリーズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
確実に前進している。ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地でのフィリーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、8回に2試合連発となる51号を放った。ベーブ・ルースが持つ偉業まであと「8」、歴代の2位の記録に「4」まで迫っている。
本拠地大興奮の一発だった。3点リードの8回無死、ヘスス・ルサルドの6球目、甘く入ったスライダーを捉えた。打った瞬間の確信弾。打球速度107.8マイル(約173.4キロ)、飛距離408フィート(約124.3メートル)、角度32度の一発を右翼席にかけた。
MLB公式の記録マニアとして知られるサラ・ラングス記者は大谷の51号にまつわる記録を紹介した。その一つが「チーム加入から2シーズンでの通算本塁打数」。大谷はドジャースに加入した昨季54本塁打を放ち、直近2年間で計105発。1920~21年のベーブ・ルース(ヤンキース/113本)、2001~02年のアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ/109本)に次ぐ3位に入った。
今回の一発で昨季と並ぶ54発ペースとなり、A-RODの記録には1本足りない計算になる。ルースの記録には60本塁打以上が必要となるが、これまでも常識を打ち破ってきた偉才が、果たしてどこまでレジェンドに迫れるだろうか。
(Full-Count編集部)