カーショーは“起爆剤”を「望んでいないと思う」 現役引退で一丸も…指揮官が汲んだ思い

引退とチームへの影響に言及
大ベテランの引退はチームに奮起を促す材料となるか。18日(日本時間19日)に発表されたドジャースのクレイトン・カーショー投手の引退について、デーブ・ロバーツ監督は同日のジャイアンツ戦後に「それを望んでいないと思う」と答えた。
メジャー通算222勝、サイ・ヤング賞3度の実績を誇るカーショーの引退は、試合前に発表された。37歳の左腕は会見で「仲間たちには今日を気まずくにしないでくれと伝えた、彼らが気まずくしてしまったら、自分も気まずくなってしまうから」と目頭を押さえた。
ロバーツ監督はジャイアンツに勝利した後、報道陣に「カーショーの引退発表は、チームにとってレギュラーシーズン残りに向けて(チームを奮起させる)掛け声のようなものになるか?」と問われた。これに対し「分からない。クレイトンはそれを望んでいないと思う」と答えた
続けてロバーツ監督は「今年ワールドシリーズ制覇に向けてこのチームを助けたいと思っていることは知っている。だが、これは我々全員よりも大きなことで、クレイトンよりも大きなこと。スネルも優勝したい。ファン、そして組織のために、クラブハウスの全員のために。(優勝するというのは)そういうことだ」とコメント。さらに「(優勝は)どんな一個人よりも大きなこと。クレイトンも同じように思っているに違いない」と述べ、カーショーはあくまでチームの一員として優勝を目指していることを強調した。
19日(同20日)には本拠地で最後の登板を予定しているカーショー。その後の役割について、ロバーツ監督は「ポストシーズンに入れば役割というのはないからだ。全員が重要な場面で投げることになる」と答えるにとどめた。
(Full-Count編集部)