エ軍トラウトが通算400号達成 史上59人目&現役2人目…148m特大22号で到達、敵地も喝采

自己最多アーチは2019年の45号
【MLB】ロッキーズ ー エンゼルス(日本時間21日・デンバー)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が20日(日本時間21日)、敵地でのロッキーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。8回に今季22号を放ち、通算400本塁打の偉業を達成した。史上59人目、現役では2人目の大台到達となった。
11日(同12日)のマリナーズ戦で通算399号とし、“王手”をかけて以降は7試合連続で足踏みが続いた。この日も第1打席は打撃妨害、第2打席が四球、第3打席は三振だった。しかし8回2死の第4打席、カウント3-1から右ヒルのシンカーを一閃した。
打球速度114.9マイル(約184.9キロ)、飛距離485フィート(約147.8メートル)、角度25度の痛烈な打球がセンターバックスクリーンに突き刺さった。敵地クアーズフィールドに詰めかけたファンも、大偉業に拍手を送った。
2011年にメジャーデビューし、足かけ15年。自己最多本塁打は2019年の45発、40本塁打以上は3シーズン、30本以上は7シーズンと安定して数字を積み上げてきた。通算400本塁打は史上59人目、現役ではジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)以来2人目の快挙となった。
近年は故障に苦しみ、3度のシーズンMVPを誇るスターの姿はなかなか見せられていない。今季も試合前の時点で123試合でOPS.763とトラウトらしからぬ数字が並ぶ。チームは11年連続でプレーオフ逸と厳しい状況が続いているが、トラウトのマイルストーンは少なくない心の支えとなりそうだ。