9月だけで5敗&防御率11.57の大乱調…37歳右腕へド軍監督が熱弁「信頼は揺るがない」

37歳トライネンは2/3回を投げて3安打3失点、今季7敗目を喫した
【MLB】ジャイアンツ 3ー1 ドジャース(日本時間22日・ロサンゼルス)
ドジャースのブレイク・トライネン投手は21日(日本時間22日)、本拠地・ジャイアンツ戦で今季7敗目を喫した。8回から2番手として救援登板したが、2/3回を投げて3安打2四球で3失点。それでも、デーブ・ロバーツ監督は「私たちは彼の力を必要としている。ゼロに抑えるいい機会、完璧な機会だったのに、私たちはそれができなかった。これも含めて野球だけどね。休みを挟むからリセットして、いい形でシーズンを終えて欲しい」と語った。
1点先制した8回からマウンドへ。先頭・コスから3連打で同点に追いつかれると、アダメスへの押し出し四球で勝ち越し点も献上。さらにチャップマンの遊ゴロの間に失点を重ねた。「狙いすぎていたことが原因か分からないが、空振りを奪えていなかった。アダメスとの対戦から球質が良くなったと思うけど、カウントが不利になってしまい打ち取れなかった」と、ロバーツ監督は話した。
9月は9試合登板で0勝5敗、防御率11.57。37歳右腕は明らかに調子を落としているが、指揮官は「ポストシーズンに入れば、闘争心を持って自分の仕事をこなすことに専念することになる。何かを思い出して闘争心を持って投げることで絶好調になるケースがある」と、ポストシーズンで変身する可能性を指摘した。
昨年のポストシーズンでは9登板で2勝0敗3セーブ、防御率2.19。ワールドシリーズ制覇に貢献した。「信頼は揺るがない。ブレイクを起用することにまだ大きな自信を持っている。自信を持って投げてほしい。大事なのは自信を取り戻すことだ」。敗戦後の会見で、ロバーツ監督は熱い思いを訴えた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)