11勝から2年…ド軍26歳の止まらぬ転落 3Aで防御率5点台、5月の降格が決定づけた“終焉”

ドジャースのボビー・ミラー【写真:ロイター】
ドジャースのボビー・ミラー【写真:ロイター】

2023年に11勝を挙げたミラー…今季は5月を最後に3A暮らし

 ドジャース傘下3Aオクラホマシティは21日(日本時間22日)にレギュラーシーズンの全日程が終了した。最終8回にはボビー・ミラー投手が登板。メジャー1年目の2023年に11勝を挙げた剛腕は今季メジャーで防御率12.60、3Aでも5点台と苦戦が続いている。

 平均球速97マイル(約156キロ)以上を誇る剛速球が武器のミラーは、2020年ドラフト1巡目(全体29位)でドジャースに入団した。マイナーを順調に駆け上がり、2023年にメジャーデビューを飾ると、22試合に先発して11勝4敗、防御率3.76、119奪三振を記録した。しかし、2年目の昨季は開幕直後から不振に陥りマイナー降格を経験。13先発で防御率8.52と振るわなかった。

 再起を期した今シーズンだったが、スプリングトレーニング中に頭部に打球が直撃した影響で調整が遅れ、開幕はマイナースタート。4月16日(同17日)の本拠地・ロッキーズ戦で今季初登板するも3回8安打6失点と炎上し、5月24日(同25日)の登板翌日にオプション降格となった。

 3Aでは“無双”が期待されたものの、35試合(14先発)で3勝6敗1セーブ、90回2/3を投げて防御率5.86にとどまっている。何より内容も悪く、奪三振率8.24、与四球率6.06と、三振を取れないばかりか制球も乱している。メジャーから呼ばれることもなく、5月の降格から結局最後まで3Aで過ごすことになった。

 一方でミラーとオクラホマシティの最終登板では、佐々木朗希投手が救援登板した。デーブ・ロバーツ監督は敵地ダイヤモンドバックス戦から佐々木のメジャー合流を明言しているが、果たしてミラーの“最後”はどうなるだろうか。

(Full-Count編集部)

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