ド軍トライネンの絶望「●●●●●」 113年間で初の“偉業”…台無しにした山本由伸の快投

9月は9登板で5敗、防御率11.57、WHIP2.43
不振を裏付ける不名誉な記録を樹立してしまった。ドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地レギュラーシーズン最終戦に1-3で敗れた。敗戦投手はブレイク・トライネン投手。実はチームの直近5敗でいずれも黒星がついており、123年間で初の珍事を呼び込んだという。
トライネンは1点リードの8回にマウンドに上がるも、先頭から3連打ですぐに同点に追いつかれた。さらに、アダメスへの押し出し四球で勝ち越しを許し、チャップマンの遊ゴロの間に3点目を失った。2/3回を投げて3安打2四球で3失点。今季成績は29登板で1勝7敗2セーブ、防御率5.55となった。
2023年は右肩手術のため全休したが、2022年から毎年防御率1点台と安定した投球が持ち味だった。しかし、今季はシーズン佳境の9月に歯車が狂いだす。6日(同7日)の敵地オリオールズ戦では、9回2死までノーヒットノーランの快投を見せた山本由伸投手の後を継いで登板するも、最後の1死を取れず1安打3四死球の乱調。サヨナラ負けに繋がる大炎上で今季3敗目を喫した。
以降は12日(同13日)のジャイアンツ戦で4敗目。プレーオフ前哨戦と目された15日(同16日)フィリーズ戦では延長10回に勝ち越し犠飛を許し、翌日は9回に3ランを献上した。そして21日(同22日)で7敗目。6日(同7日)以降のチームの黒星に、全て敗戦投手となったのがトライネンだった。
MLB公式のマイク・ペトリエロ記者は22日(同23日)に自身のX(旧ツイッター)を更新。トライネンがチームの5敗連続で敗戦投手になっていることを紹介し、「1912年までさかのぼっても、これは初めてのこと。1人の投手がチームの4敗連続で黒星を背負った例は13度ある(直近は1994年、デトロイトのティム・ベルチャー)。しかし5敗連続は一度もなかった!」と、不名誉な記録を紹介した。
(Full-Count編集部)