カーショー、ブルペン待機を直訴 総崩れの救援陣の救世主に…佐々木朗希とリレーも

マリナーズとのレギュラーシーズン最終戦で先発する予定
【MLB】Dバックス 5ー4 ドジャース(日本時間24日・フェニックス)
ドジャースのクレイトン・カーショー投手が24日(日本時間25日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦でブルペン待機する。デーブ・ロバーツ監督が23日(同24日)の試合後に明らかにしたもので、レジェンド左腕がチームの危機的状況を救う。
今季限りでの現役引退を表明しているカーショーは19日(同20日)の本拠地・ジャイアンツ戦で5回途中まで2失点。この日のダイヤモンドバックス戦でもブルペン待機していた。ロバーツ監督は「彼から『ブルペン待機したい』と言ってきた。私も『いい考えだ』と答えた。レギュラーシーズン終盤の2、3日であれば、日曜日の先発にも影響しませんから。その気になってくれるのは心強い」と話した。
この日は守護神・スコットが9回から救援して2失点。サヨナラ負けを喫した。21日(同22日)の本拠地・ジャイアンツ戦ではトライネンが崩れるなどブルペン陣は総崩れとなっている。ロバーツ監督は「本人もやる気だ。チームとしても『最もアウトを取れる投手』を起用しないといけない。もしクレイトンが可能なら、もちろん使う。そういう現状。6か月近く色々と試してきたが、最終的にはやるべき仕事を果たせるかに尽きる。そうとしか言いようがない」と言い切った。
28日(同29日)のマリナーズとの今季最終戦で先発する予定。37歳左腕はポストシーズンでもブルペン待機を辞さない構えを見せている。24日は佐々木朗希投手がメジャー復帰して、中継ぎとしてブルペン待機する。カーショーとリレーする可能性もある。カーショーについて、指揮官は「明日が最後のチャンスでしょうが、ブルペン待機も可能だし、本人も前向きだ」と期待を込めた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)