大谷翔平に「もうMVPをあげよう」 米識者も異例の主張…シュワーバーにはない“価値”

投手では14先発で防御率2.87…打者としてリーグ1位のOPS1.011
【MLB】Dバックス 5ー4 ドジャース(日本時間24日・フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で今季最長6回を投げて8奪三振5安打無失点と好投を見せた。ブルペンの炎上で2勝目は幻に終わるも、米識者は「オオタニにナ・リーグMVPをあげよう」と“主張”している。
序盤2回を3者凡退に抑え、3回に先頭打者の打球速度105.8マイル(約170.3キロ)の強烈なピッチャー返しが直撃したものの、その後は3者連続三振に打ち取った。復帰後初の6回は2人の走者を背負うも、最後は中飛に仕留め、6回91球を投げ、5安打無失点。8奪三振無四球の内容だった。
今年6月に投手として復帰し、今季は14先発して47イニングを投げて防御率2.87、62奪三振。9月は月間防御率0.00と圧倒的な数字を残した。もちろん、打者としても凄まじく、この日は本塁打王争いを演じるカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)が54号を放ったものの、53本塁打はリーグ2位、OPS1.011は同1位、142得点はメジャー1位に立っている。
カナダ構造設計会社「WSP」に勤務し、アマチュアの野球研究家としてX(旧ツイッター)フォロワー数4.8万人以上を集めるトーマス・ネスティコ氏は大谷の降板後にXを更新。大谷の詳細な投球データを掲載し、「オオタニにもうナ・リーグMVPをあげよう! 8奪三振で6回無失点。防御率は2.87になった」と脱帽した。米ファンも「満票でMVP」「オオタニが満票じゃないとおかしいよ」と同調している。
前日22日(同23日)には、MLB公式サイトの今シーズン最後のMVP模擬投票の結果が発表され、大谷が40人の投票者中36人から1位票を集めて圧倒的な支持を集めた。3年連続、自身4度目のMVPはほぼ手中に収めているだろう。
(Full-Count編集部)