カーショーにあったヤ軍入りの“可能性” GMが明かした引き抜き「偉大になると分かっていた」

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:荒川祐史】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:荒川祐史】

ドジャース一筋18年、CY賞3回のレジェンド

 メジャー通算222勝の輝かしい実績を残し、今季限りで現役引退するクレイトン・カーショー投手。ドジャース一筋18年で投げ続け、ポストシーズンを花道に現役生活に別れを告げる形となるが、実は過去にヤンキースが獲得を狙っていた時期があった。

 米ラジオ局「Sirius XM」のチャンネル「MLBネットワーク・ラジオ」に出演したヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、その経緯を語っている。カーショーがマイナーリーグの時代から「偉大な選手になると誰もが分かっていた選手だった」と目をつけていたという。

 カーショーについて「彼は質の高い人間として、すばらしいリーダーとして、球団をそして球界を代表している。活躍はもちろんのこと、彼は資格を得て1年目に殿堂入りする選手だが、人間としても1年目に殿堂入りするような人」と、その人間性までも絶賛。マイナー時代のカーショーを引き抜こうとする球団に対して、ドジャース側は拒み続けたといい、その姿勢を「言うまでもなくドジャースは偉大な選手を指名して育てて保有し続けた」と振り返っていた。

 カーショーは2008年にメジャーデビュー。2011年、2013年、2014年にサイ・ヤング賞を獲得するなど、2010年代を代表する左腕として歴史に名を刻んだ。ヤンキースは2009年を最後にワールドチャンピオンから遠ざかっているが、もしも引き抜きが成立していたら、メジャーの歴史は大きく変わっていたかもしれない。

(Full-Count編集部)

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