巨人が9回5得点で逆転勝利 昨季セ王者の執念…最大5点差跳ね返す、負ければ3位の窮地で

巨人・佐々木俊輔【写真提供:産経新聞社】
巨人・佐々木俊輔【写真提供:産経新聞社】

敵地DeNA戦で

■巨人 9ー8 DeNA(27日・横浜)

 巨人は27日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦で4-8で迎えた9回に5点を奪い、劇的な逆転勝利に成功した。敗れれば3位確定となる一戦で、昨季セ王者が敵地で意地をみせた。

 先発のグリフィンは桑原に本塁打を浴びるなど、2回4安打、2四球の4失点で降板。2番手の西館も2回4安打2失点と劣勢ムードで試合は始まった。

 巨人打線は3回にキャベッジの17号ソロで1点を奪うも、打戦はつながりを欠き、2、4、6回といずれも岡本が安打を放ち先頭打者が出塁したが、得点に結びつけることができずに苦しい展開を強いられた。

 1-6で迎えた7回に代打・オコエの適時打で1点。その後、1死満塁とし、DeNA・入江から2者連続押し出し四球を選び2点差まで迫った。しかし、そこから小林は二飛、リチャードは空振り三振に。そして8回には6番手で登板した平内がDeNA・蝦名に痛恨の2ランを浴びた。

 9回の攻撃では岡本の適時打で2点を返し、なおも1死一、二塁と好機を作ったが、リチャードは空振り三振。万事休すかと思われたが、続く中山が中前適時打で1点差まで追い詰めた。そして2死一、二塁で代打・坂本が四球で2死満塁とマウンドの伊勢を追い詰め、途中出場の佐々木が右前へ逆転の2点打を放ち9-8とし、この試合初めてのリードを奪った。

 ヒーローインタビューを受けた佐々木は「逆転勝利ということもあって。今後につながる勝ちになったと思います。(残り)全試合勝って、CSを(東京)ドームでできるように頑張ります」。巨人は2位DeNAとの差が2・5ゲームと厳しい状況は続くが、残り3試合で逆転2位浮上を目指す。

(Full-Count編集部)

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