菅野智之、来季もメジャー希望「やったんだという成績を」　10勝10敗で1年目終了

ヤンキース戦は5回途中4失点で10敗目

【MLB】ヤンキース 6ー1 オリオールズ（日本時間8日・ニューヨーク）

　オリオールズの菅野智之投手は27日（日本時間28日）、敵地のヤンキース戦に先発登板し、5回途中5安打4失点で10敗目（10勝）を喫した。1年目の今季は10勝10敗、防御率4.64で終了。来季以降のメジャー残留への思いを口にした。

「お世辞にも活躍したとは言えないと思う。しっかり胸を張って“やったんだ”という成績を来年以降残したい気持ちによりなっています」

　35歳でのメジャー挑戦となった今季は4月までに3勝1敗、防御率3.00と好成績をマーク。負傷者が続出する中で先発ローテーションを守った。「最初は正直、今思い返すと出来過ぎだったのかなと思いますし、でも、途中で壁にぶち当たって乗り越えることができた。いろんなことを経験できたシーズンだったと思います」と振り返った。

　8月14日（同15日）の本拠地・マリナーズ戦で10勝目を記録。メジャー1年目での2桁勝利は日本投手10人目の快挙だった。メジャー1年目は充実の日々だった。

「本当に初めて経験することばかり。今日も新鮮な気持ちでグラウンドに来ましたし、そういう毎日が印象に残っています。想像というか、変な先入観を持たないようにしてましたけど、打者がすごいというよりもやっぱり夢に見た場所なので。素晴らしい環境と素晴らしい経験ができたなと思います」

　昨オフに巨人から海外FA権を行使し、1年1300万ドル（約19億2000万円）でオリオールズ入り。今年10月11日に36歳となる。オフの去就が注目される。

（Full-Count編集部）