トライネンは「自信を取り戻しつつある」 9連続Kに貢献…ロバーツ監督、ブルペン陣に手応え

マリナーズ戦に登板したドジャースのブレイク・トライネン【写真:荒川祐史】
マリナーズ戦に登板したドジャースのブレイク・トライネン【写真:荒川祐史】

大谷は33試合ぶりに欠場

【MLB】ドジャース 5ー3 マリナーズ(日本時間28日・シアトル)

 ドジャースは27日(日本時間28日)、敵地でのマリナーズ戦に5-3で勝利した。大谷翔平投手が33試合ぶりに欠場するも、9回にエンリケ・ヘルナンデス内野手の適時打で勝ち越しに成功。試合後の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「アメージングだった」とブルペンの奮闘を称えた。

 先発のタイラー・グラスノー投手は3回3安打無失点。その後も小刻みな継投で試合を作った。この日は課題のブルペン陣が躍動。ブレイク・トライネン投手は1回1安打無失点3奪三振、アレックス・べシア投手は1回無安打無失点3奪三振、エドガルド・エンリケス投手も3者連続で三振を奪い、球団史上初の9者連続三振で試合を締めくくった。

 ロバーツ監督は「アメージングだった。かなり興奮している」と、シーズン終盤に復調し始めた救援陣に目を見開いた。「選手たちはポストシーズンモードになり始めている。熱感や集中力を感じることができる。今日はまるでポストシーズンのようにプレーしてくれた。投手陣はいい活躍をしてくれた。レギュラーはあと1試合だけど、(ポストシーズンへ向けて)私たちは準備ができている」と笑顔を見せた。

 この日は9月の11登板で1勝5敗、防御率10.80と不振だったトライネンの復活も印象的だった。ロバーツ監督は「直前の2、3登板は本物の自信を取り戻しつつあるように感じる。俺様って感じだ。なので、いいことが起きると期待している。彼が登板する度に私はそう思っている。自信を取り戻し始めていると思う」と復調に手応え掴んだようだ。

 また、グラスノーはポストシーズンを見据えてのショートイニングとなった。ロバーツ監督は「(プレーオフで)彼(を起用すること)やブルペンの選択肢が増えてくる。彼とはいい会話ができた。私たちが彼を必要とする時は、いつでも投げてくれる。だから彼やエメット(・シーハン)を早めに降板させた。私たちの目標は最高の12、13人の投手をロースターに揃えることだ。それが私たちのプランでもある」とし、30日(同10月1日)から本拠地で開幕するワイルドカード・シリーズでグラスノーを起用する可能性を示唆した。

 大谷はこの日33試合ぶりに休養日となった。試合前にはブルペン入りして投球の感触を確かめる場面もあった。ロバーツ監督はポストシーズンに向けての何らかの意図があるのか、と問われると「ノー。ノー。今日彼がブルペンに入ることは知っていた。そのことか分からないけど、(具体的には)彼が何をやっていたのか分からない。今日はフリーの日だったから、何をやってもよかった」と話し、改めて「彼は明日出場する」として最終戦での打者としての起用を明言した。

(Full-Count編集部)

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