村上宗隆「TV越しに応援して」 米挑戦を改めて“明言”…退任の高津監督からエールも

巨人戦に出場したヤクルト・村上宗隆【写真:加治屋友輝】
巨人戦に出場したヤクルト・村上宗隆【写真:加治屋友輝】

高津監督からエール「あなたは常にスワローズの代表です」

■ヤクルト 4ー4 巨人(28日・神宮)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が28日、神宮球場で行われた本拠地最終戦後にあらためて今オフのメジャー挑戦の意向を示した。「(神宮が)大好きな場所ですし、この声援がいつもすごく背中を押してくれていました。来年どうなるかわからないですけど聞けなくなると思うとすごく寂しいですけど、テレビ越しでまた応援してもらえればなと思います」と大歓声を一身に浴びた。

 ビジターでは5試合を残すが、慣れ親しんだ神宮ではこの日の巨人戦が“ラストゲーム”。「4番・三塁」で先発出場すると、初回1死二塁から右前適時打を放つなど5打数1安打1打点だった。

 自身の入団時は2軍監督を務めていた高津臣吾監督はこの日、今季限りで退任することが発表された。“恩師”に白星を届けるため、途中からは一塁に回って延長12回を戦い抜いた。「プロ入って8年間ずっと監督と選手の立場だったのですごくお世話になりました」と感謝の思いを述べた。

 試合後のセレモニーでは、指揮官から「ムネ、お前米国行くの?」とぶっこまれ、小さくうなずく場面も。さらに「まあどうなるかわからないですけど、あなたは常にスワローズの代表です。来年どこでどんなプレーをしても、スワローズのファンがみんな温かく応援してくれる1年にしてください。頑張ってください」とエールが送られた。

 この言葉に応じるように、「頑張りたいなと思っています」とキッパリ。今季は度重なる故障がありながらも51試合で20本塁打を積み上げた日本が誇る主砲が、次なるステージを見据えた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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