大谷翔平55号に新事実 MLB史上初の珍事…No.1逃すも判明した“空白地帯”

54、56発は数々のレジェンド打者が達成も…大谷だけしかいない55本塁打
【MLB】ドジャース 6ー1 マリナーズ(日本時間29日・シアトル)
ドジャースの大谷翔平投手が28日(日本時間29日)のマリナーズ戦で放った55号が、MLB史上初の記録であることがわかった。本塁打数で昨年マークした54本を上回り自己記録を更新となり、自身が持つ球団記録を更新。しかしそれだけでなく、“意外”な事実が浮き彫りになった。
大谷は7回の第4打席で、3球目の高め95.1マイル(約153キロ)を捉えると、打球は中堅方向へ。飛距離412フィート(約125.6メートル)の一発を叩き込んだ。敵地ながらもファンは総立ちとなり、拍手で快挙を称えた。
米データサイト「ベースボール・リファレンス」によると、MLB史上で55本塁打でシーズンを終えた選手は、実は今回の大谷が初だという。54本塁打を記録した選手にはベーブ・ルースやアレックス・ロドリゲスらがおり、56本塁打ではケン・グリフィーJr.や今季ナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバーらが名を連ねている。シーズン50~65本塁打の中で記録されていなかったのは「55」だけとなっていたが、大谷の名前が記されることになった。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏も試合中にこの記録に注目し、「もしこのままオオタニがちょうど55本で終われば、MLB史上初めての55本塁打シーズンだ」と言及していた。本塁打数は選手の象徴的な指標の一つだが、この数字が“空白地帯”だったことは意外な発見といえる。
(Full-Count編集部)