引退カーショーに敵地ファン総立ち 6回途中7K無失点で11勝目権利、大谷も拍手

先発したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:荒川祐史】
先発したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:荒川祐史】

マリナーズとの今季最終戦で6回途中7奪三振4安打無失点

【MLB】マリナーズ ー ドジャース(日本時間29日・シアトル)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたマリナーズとのレギュラーシーズン最終戦に先発登板した。6回途中7奪三振4安打無失点と好投し、11勝目の権利を持って降板した。降板時はフレディ・フリーマン内野手とマウンド上でハグ。敵地ファンも総立ちとなった。

 初回は3者凡退の立ち上がり。2回以降は走者を背負いながらも粘りの投球を見せた。3回2死一、二塁のピンチではスアレスをスライダーで空振り三振に。4回も先頭を出したものの、後続を3人で打ち取った。5回1死二塁ではアロザレーナ、ローリーを2者連続で空振り三振に仕留めた。

 6回、先頭のスアレスを空振り三振に仕留めた。ここで三塁ベンチからフリーマンが登場。マウンド上でハグを交わして降板となった。敵地にも関わらず、スタンド中から拍手が送られた。ベンチにいた大谷翔平も拍手を送った。

 ドジャース一筋18年でサイ・ヤング賞に3回輝いたカーショーは18日(同19日)に今季限りで現役引退することを表明。本拠地ラスト登板となった19日(同20日)のジャイアンツ戦では5回途中2失点。前回24日(同25日)のダイヤモンドバックス戦では1回無安打無失点だった。

 この日の試合前、ロバーツ監督が30日(同31日)に開幕するワイルドカードシリーズの出場登録ロースターから外れることを明言。地区シリーズに進出すれば、再び登録する可能性があるという。

 自身3度目のワールドシリーズ制覇へ、ポストシーズンではブルペン待機も辞さない構えを見せている。ドジャースの一時代を牽引した左腕は見納めになってしまうのだろうか。

【実際の映像】フリーマンが“異例”の登場 敵地で拍手喝采、カーショー降板時の粋な演出

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