上から下まで大谷翔平…理解不能の“バグった”世界 最終日にも発生した異常現象

55号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
55号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

投打二刀流での記録をまたしても更新

【MLB】マリナーズ ー ドジャース(日本時間29日・シアトル)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのマリナーズ戦で、自己最多を更新する55号ソロをバックスクリーン左へ叩き込んだ。DHに専念した昨年とは違い、投手として復帰する今季は本塁打の減少も予想された中、昨年の数字を上回るという規格外ぶりを見せつけた。この投打二刀流での55本は、もはや前例のない1人だけの世界に突入している。

 7回に迎えた第4打席。左腕スパイアーが3球目のインハイに投じた95.1マイル(約153キロ)のフォーシームを捉えると、打球は中堅方向へ。飛距離412フィート(約125.6メートル)の一発で、ドジャース2年目のシーズンは打率.282、55本塁打102打点、OPS1.014という打撃成績だった。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は同日、この55号に絡んだ2つのランキングを紹介。1つ目は「MLB史上、シーズンで複数の先発登板を行いながら放った本塁打数ランキング」で、その結果は1位から「2025年 ショウヘイ・オオタニ:55本、2021年 ショウヘイ・オオタニ:46本、2023年 ショウヘイ・オオタニ:44本、2022年 ショウヘイ・オオタニ:34本」だった。過去の自身の記録を9本も超えてみせた。

 さらにサラ・ラングス記者は「シーズンで50奪三振以上を記録した投手としての本塁打数ランキング」も紹介。こちらも「2025年 ショウヘイ・オオタニ:55本、2021年 ショウヘイ・オオタニ:46本、2023年 ショウヘイ・オオタニ:44本、2022年 ショウヘイ・オオタニ:34本、2018年 ショウヘイ・オオタニ:22本」という結果だった。

 大谷の登場まで現代野球の常識では考えられなかった投打二刀流で、記録を次々と塗り替えている。来季以降もさらなる進化を見せてくれるのか注目される。

(Full-Count編集部)

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