メッツ大砲、“終戦直後”に契約破棄を示唆 236億円提示を拒否した過去…2年連続でFA市場へ

メッツのピート・アロンソ【写真:ロイター】
メッツのピート・アロンソ【写真:ロイター】

38HRはリーグ4位、126打点は同2位

【MLB】マーリンズ 4ー0 メッツ(日本時間29日・マイアミ)

 メッツは28日(日本時間29日)、敵地マーリンズ戦に0-4で完封負けを喫し、ポストシーズン進出を逃した。試合後に報道陣の取材を受けた今季38本塁打の大砲ピート・アロンソ内野手は、自身の契約を破棄してオフのFA市場に参戦する意向を表明した。

 アロンソは「3番・一塁」で先発出場。0-4の5回、2死満塁の好機で打席を迎えた。初球をフルスイングした打球は痛烈なライナーで左中間に飛んだが、相手左翼手に捕球されて得点ならず。チームは最大のチャンスを逃し、そのまま敗戦。メジャー2位の総年俸3億3800万ドル(約505億円)を誇る金満球団のシーズンは終わった。

 試合後、アロンソは報道陣の前に登場。「ここでプレーするのは最高だし、クラブハウスにはグレートな奴らもいる。スタッフの方々もグレート」とメッツに感謝を述べながらも、「決まっていることは何もないけど、どうなるか見守ろう。メッツの選手でいられたことは最高だったし、彼らも同じように私を評価してくれたらいいね」と語り、オプトアウトを示唆した。

 2019年に53本塁打を放ち、メジャーリーグの新人選手記録を更新した生粋のスラッガー。2022年にはリーグトップの131打点をマークし、昨季までに40本塁打以上を3度記録した。オフにFAとなったものの、なかなか移籍先が決まらず、メッツと2年5400万ドル(約80億円)で再契約。2023年には球団から7年1億5800万ドル(約236億円)の延長契約を提示されながらも拒否しており、望んだ契約を得ることはできなかった。

 今季も打撃面では引き続き好成績を残し、38本塁打はリーグ4位、126打点は同2位、OPS.871は同6位をマークした。果たして契約を破棄し、今度こそ大型契約を手にできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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