戦力外期間、初日は3球団計11選手に通達 ヤクルトは大量9人…通算1426安打の盗塁王も

ヤクルト・西川遥輝、楽天・阿部寿樹らが戦力外に
戦力外の第1次通告期間が29日に始まり、3球団で計11人が来季の契約を結ばない旨を通達された。元ドラフト1位やタイトル経験者らがチームを去ることになった。
第1次戦力外通告期間は、2軍の公式戦終了翌日となる同日から、クライマックスシリーズのファーストステージ開幕前日の10月10日までの間となる。
楽天は阿部寿樹内野手に来季の契約を行わない旨を伝えた。2015年ドラフト5位で中日に入団。2022年オフに涌井秀章投手のトレードで楽天に加入すると、昨季はチーム2位の9本塁打を放つ活躍を見せたが、今季は宗山塁内野手らの台頭もあって43試合、打率.219、3本塁打8打点にとどまった。通算では569安打を放っている。
ヤクルトは29日、西川遥輝外野手、山本大貴投手、金久保優斗投手、山下輝投手、原樹理投手、宮川哲投手、竹山日向投手、中川拓真捕手、鈴木康平投手の9人の戦力外を発表。西川は2010年ドラフト2位で日本ハムに入団し、4度の盗塁王を獲得。2023年オフに楽天を戦力外となり、ヤクルトに入団。昨年は113試合に出場して打率.260、1本塁打24打点、10盗塁とまずまずの数字を残したが、今季はここまで49試合に出場して打率.174、0本塁打6打点、1盗塁にとどまった。通算1426安打、343盗塁を残している。
原は2015年ドラフト1位、2022年には8勝をマークするなど通算27勝。昨年は7試合に登板して防御率1.80。今季はここまで1軍登板がなかった。
宮川は2019年ドラフト1位で西武入りし、2023年12月に元山飛優内野手とのトレードで加入。2021年ドラフト1位の山下は1年目に2試合に登板したが、以降は1軍登板がなかった。
日本ハムは古川裕大捕手に来季の契約を結ばないと通達。2年目の2022年には外野でも強肩を披露するなど、1軍で36試合に出場し、打率.229を記録。同年8月27日のソフトバンク戦ではマスクをかぶり、コディ・ポンセ投手をノーヒットノーランに導いた。だが、その後は徐々に出場機会を減らし、昨季は1軍出場が1試合のみ。今季は出場がない。
(Full-Count編集部)