ジャッジが「結局最強では?」 大谷翔平すら届かぬ“領域”に到達…証明したNo.1

打率・出塁率・長打率の“裏3冠”はミゲル・カブレラ以来
メジャーリーグは28日(日本時間29日)にレギュラーシーズン最終戦が行われ、タイトルが確定した。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手はメジャートップの打率.331で自身初の首位打者に輝いた。直近4年間で打率3割&50本塁打を3度クリア。圧倒的な安定感を誇る“最強打者”に「打者として大谷以上」「マジでバケモン」とファンも最敬礼している。
2022年と2024年は本塁打と打点の2冠を獲得したが、打率はそれぞれリーグ2位と3位で惜しくも3冠王はならず。今季はマリナーズのカル・ローリー捕手が60発&125打点の活躍を見せ、53本塁打&114打点のジャッジはタイトルを逃したものの、打率.331のハイアベレージで今度は首位打者に君臨した。
記録マニアで知られるMLB公式のサラ・ラングス記者によると、首位打者と50本塁打を同一シーズンに達成したのは、1938年のジミー・フォックス、1956年のミッキー・マントル以来3人目の偉業だという。また、ジャッジは身長6フィート7インチ(約201センチ)を誇り、フランク・トーマスらの6フィート5インチ(約196センチ)を抜いて“最長身”での首位打者達成者となった。
また、メジャーでは2012年に3冠王に輝いたミゲル・カブレラ以来となる、打率・出塁率・長打率の“裏3冠”も達成した。2023年は故障で106試合出場にとどまったが、2022年はア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、大谷翔平投手(当時エンゼルス)を抑えてMVPを受賞。2024年は2度目のMVP、今季もMVP候補に上がっている。2023年をのぞき、直近4シーズンのうち3度も打率3割・50本塁打・OPS1.100・wRC+200以上と、文字通り別格の数字が並ぶ。
近年の成績は歴史的にも異次元の領域に達しており、ファンも称賛を送るほかない。「単純にバッターとしての能力はジャッジの方が上」「ジャッジが結局最強では?」「ジャッジと大谷が同じ時代にプレーしてることがあまりにも凄すぎる」「ジャッジ化け物すぎるて」「MVPはジャッジじゃないとおかしいレベル」「ほぼ完璧なシーズン」などと称えられた。
(Full-Count編集部)