大谷翔平はPSに向けて「完璧な調整」 OBが絶賛…トップ数値1.91に「球界屈指の投手」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

二刀流復帰の大谷は「球界屈指の投手」

 ドジャースの大谷翔平投手は今季、打者としてリーグ2位の55本塁打、メジャートップの146得点。投手としても14先発で1勝1敗、防御率2.87、62奪三振を記録し、二刀流で圧倒的な存在感を示した。レッズなどで活躍したショーン・ケイシー氏は「ポストシーズンがやってきますから、ドジャースは完璧に彼を調整しました、とてもうまくやりました」と球団と二人三脚で果たした復活を称えた。

 米放送局「MLBネットワーク」は24日(日本時間25日)、公式X(旧ツイッター)で大谷の投手としての魅力を紹介。23日(同24日)に大谷は敵地・ダイヤモンドバックス戦で今季最長6回を投げて8奪三振5安打無失点と好投しており、出演したケイシー氏は「ここ最近の2試合、彼は球界屈指の投手に見えました」と絶賛した。

 守備の関与しない与四死球・奪三振・被本塁打の3項目で算出される「FIP」の今季トップ5の投手リストを紹介すると、ケイシー氏は「オオタニ、ロジャース、スキーンズ、スクーバル、サンチェスとウェブ」と選手の名前をあげると、「この数値を見てください。オオタニが大差をつけています。彼(大谷)のFIPは1.91。彼が今、最高の投手でなくても、屈指の投手に成長しつつあると言えるでしょう」と、大谷が投手としても“一流”であることを主張した。

 レギュラーシーズン最後の登板となったダイヤモンドバックス戦では最速101.2マイル(約162.9キロ)をマークするなど、力強い速球で打者を圧倒する場面も目立った。「球種別の(平均球速の)最速は(4シームの)98.5マイル(約158.5キロ)。今年の彼の最速球は101.7マイル(約163.7キロ)、そして最も遅いのが72.5マイル(約116.7キロ)。打者は30マイル(約48.3キロ)近くの差を切り抜けていかなければならない」と絶賛を続けた。

 最後にケイシー氏は「ポストシーズンに向けて完璧に調整できています。私は、今彼がドジャースのエースだと考えざるを得ません」と語り、大谷が二刀流復帰1年目からドジャース投手陣に欠かせない存在になっていると強調した。

 ドジャースは30日(日本時間1日)からレッズとワイルドカードシリーズを戦う。デーブ・ロバーツ監督は29日(同30日)、「もし第3戦があれば、おそらく彼(大谷)が先発するだろう」と語っており、10月2日(同3日)の第3戦までもつれた際は、大谷が先発マウンドに上がることが予想される。

(Full-Count編集部)

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