佐藤輝明、最終戦で自身初の40号到達 掛布氏以来生え抜き40年ぶり…100打点とW達成

最終戦で大台…初回には100打点にも到達
■阪神 ー ヤクルト(2日・甲子園)
阪神の佐藤輝明内野手が2日、甲子園球場で行われた今季最終戦となるヤクルト戦に「3番・三塁」で出場。5回にキング独走となる40号を放った。自身初、球団では2010年のクレイグ・ブラゼル氏以来15年ぶりの大台に到達した。
かつての同僚、青柳晃洋投手から豪快アーチを描いた。5回1死二塁の第3打席。初球の142キロ直球を振り抜いた。打球は右翼ポール際に飛び込む特大弾。打った瞬間に佐藤輝は本塁打を確信した。
初回1死三塁の第1打席では左犠飛。自身初のシーズン100打点に到達していた。3回の第2打席は投手強襲の安打を放っていた。
22日のヤクルト戦でも2回に青柳から左中間スタンドに飛び込む豪快な39号アーチを放っていた。17日、18日の広島戦を欠場し状態が心配されたが、19日のDeNA戦からスタメン復帰。39号から4試合ノーアーチが続いたが、最終戦で節目の数字に到達した。
これで2位の同僚・森下には17本差。球団での40号到達は、日本選手では2005年の金本知憲氏以来。生え抜き選手では1985年の掛布雅之氏以来となる。
試合前時点で、佐藤輝の成績は打率.274、39本塁打、99打点。阪神での本塁打王獲得となれば、1986年のランディ・バース以来の快挙となる。既に本塁打王と打点王の2冠は手中に収めたも同然となっている。