DeNAが終盤に見せた脅威の.739 三浦監督が挙げた“立役者”2人「役割を十二分に」

DeNA・三浦大輔監督【写真提供:産経新聞社】
DeNA・三浦大輔監督【写真提供:産経新聞社】

V逸に三浦監督はセレモニーで謝罪「約束を果たせずすみませんでした」

 DeNAは1日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に9-6で勝利し、レギュラーシーズン最終戦を白星で飾った。阪神に12.5ゲーム差をつけられ独走Vを許したが、9、10月は勝率.739という強さを見せ、巨人を迎え撃つクライマックスシリーズ(CS)、ファーストステージに入っていく。三浦大輔監督は快進撃の立役者として2人の存在を挙げた。

 143試合を戦い抜いた。最終戦セレモニーで三浦監督は「リーグ優勝から日本シリーズ優勝、約束を果たせずすみませんでした」とファンに謝罪したが、温かい声援と拍手が、CSから2年連続日本シリーズ制覇を目指す次なる戦いを後押ししていた。

 9、10月は24試合で17勝6敗1分け、勝率.739。投手も野手もそれぞれが役割を果たした結果ではあるが、特にチームを牽引したのが1番に定着した蝦名達夫外野手と筒香嘉智外野手だった。

「筒香が9月だけじゃなくて後半戦から状態が上がってきていますし、今日もそうですけど打席に立つと球場の雰囲気がガラっと変わりますし、そのファンの期待に応える打撃を見せてくれます。あと蝦名が今日で33試合連続出塁。1番としての役割を十二分に果たしてくれています。1か月以上ですからね。ヒットだけではなく四球で粘って塁に出たりとか、きついときでも弱音を吐かずに毎試合1番打者としていい働きをしてくれています」

DeNA・筒香嘉智【写真提供:産経新聞社】
DeNA・筒香嘉智【写真提供:産経新聞社】

日本球界復帰2年目の筒香は出場75試合ながら20本塁打&OPS.876

 8月中旬からリードオフマンに座る蝦名は、同22日の巨人戦から33試合連続出塁中。この日は第4打席に四球を選ぶと、7回の第5打席には右翼フェンス直撃の二塁打を放った。プロ7年目の今季、115試合に出場して打率.284、8本塁打、41打点と飛躍のシーズンとなった。桑原将志外野手との“エビクワ”コンビで他球団に脅威を与えている。

 日本球界復帰2年目となった筒香は、初回に日米通算250号となる2ランをバックスクリーンに叩き込んだ。不振による2度の登録抹消がありながらも、75試合で20本塁打、OPS.876でフィニッシュ。三浦監督も「1打席目にしっかり決めるのがさすが筒香です。(渡米前と)また違った怖さと言うか、低めのボール球を打ちに行って止まる。状態がいいんだなと思って見ています」とうなるしかなかった。

 最後にファンの前で「今年はこの横浜スタジアムからクライマックスシリーズを勝ち上がり、昨年見たあの景色をもう一度皆さんと見たいと思います」と声を張り上げた指揮官。監督通算成績は343勝342敗30分けと貯金を1つ作って終えたが、まだ続く旅路へと気持ちを向けた。

(Full-Count編集部)

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