ヤ軍“崖っぷち”から2連勝で地区S進出 新人シュリトラーが快投…吉田正尚はマルチ安打も敗退

ヤンキース先発のキャメロン・シュリトラー【写真:ロイター】
ヤンキース先発のキャメロン・シュリトラー【写真:ロイター】

シュリトラーが8回5安打無失点無四球12K

【MLB】ヤンキース 4ー0 Rソックス(日本時間3日・ニューヨーク)

 ヤンキースは2日(日本時間3日)、本拠地で行われたレッドソックスとのア・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS)第3戦に4-0で勝利した。1勝1敗のタイで迎えた運命の一戦に勝利し、地区シリーズ進出を決めた。第1戦で敗れていただけに、2連勝が必須で“崖っぷち”に立たされていた。

 名門を救ったのは、剛腕ルーキーのシュリトラーだ。24歳右腕は100マイル(約161キロ)以上の速球を武器にレッドソックス打線を圧倒。8回5安打無失点無四球12奪三振の快投に、ニューヨークは総立ちとなった。ポストシーズン初登板で12三振は球団最多、新人選手としても歴代4位に入る歴史的内容だった。

 試合は0-0の4回、先頭のベリンジャーがセンターへの二塁打でチャンスを作ると、1死一、二塁からロサリオの適時打で先制に成功。その後は相手失策などもあり、一気に4点を奪いヤンキースが優位に運んだ。

 レッドソックスの吉田正尚外野手は「4番・指名打者」でスタメン出場。第1戦、第2戦でともに代打起用で安打を記録していた好調を見せつけるかのように、2回無死の第1打席で左安打、4回2死の第2打席で中安打を放ってみせた。

 ただ、吉田の快音は得点に結びつかず。レッドソックスは2連敗となりワイルドカードシリーズで姿を消した。WCSを勝ち抜いたヤンキースは4日(同5日)からの地区シリーズで東地区1位のブルージェイズと対戦する。

(Full-Count編集部)

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