巨人・阿部監督、初戦落とし崖っぷち「全部使っていく」 打線が沈黙「反省して明日に」

4回に若林の2ランで1点差に迫るも5回以降は無安打
■DeNA 6ー2 巨人(11日・横浜)
巨人は11日、横浜スタジアムで行われたDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの第1戦に敗れ、崖っぷちに立たされた。試合後、阿部監督は「ブルペン全部使っていくつもりで行きます」と明日の一戦を見据えた。
DeNAの筒香に2発を浴びるなど、試合の主導権を奪えぬまま痛い敗戦となった。阿部監督は「良かった人も悪かった人もしっかり反省して明日に向けて切り替えて」と、選手に気持ちの切り替えを求めた。
今季、レギュラーシーズンではDeNA戦で7度先発し4勝1敗、防御率2.49と好相性を誇っていた山崎伊織投手が初戦のマウンドを託されたが、6回5安打4失点で降板した。
2回に甘く入ったスライダーを筒香に捉えられ右越え先制ソロを被弾。3回は安打と犠打で1死二塁にすると蝦名に左前適時打を浴びた。その後もボークや死球などらしくないミスが続くと、2死一、三塁から再び筒香に適時打。6回には筒香に2本目の本塁打を浴びると、7回の打席で代打を告げられた。
大事な一戦に抜擢するも結果を残せなかった右腕に対し、阿部監督は「なんとか粘って、段々良くなってきた感じしたけど、あそこまでよくいけたな」と、6回降板を責めることなく淡々と振り返った。
8回には4番手でマウンドにあがった中川が先頭打者にストレートの四球を与えるなど2安打1四球で無死満塁にして交代。引き継いだ田中瑛は牧に適時打、山本祐に犠飛を許し2点を失った。
巨人打線も4回に若林の2ランで一時は1点差に迫ったが、相手の先発ケイをはじめ、DeNA投手陣の前に繋がりを欠き5回以降は無安打に抑えられた。雨の横浜で落とした初戦。負ければ終戦となる12日の第2戦は先発の戸郷に勝利を託す。
(Full-Count編集部)