幻になりかけたサヨナラ勝利…ド軍26歳に地元記者“称賛” 忘れなかった冷静さ「えらい」

ハリス記者が称えたキムの抜け目のない走塁
負けられない一戦は延長11回に“意外な幕切れ”を迎えた。ドジャースは9日(日本時間10日)、本拠地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第4戦にサヨナラ勝利。代走で出場したキム・ヘソン内野手が生還し決着した。米メディアは、踏み忘れに気づき、もう一度ホームベースを踏み直したキムの判断を称えた。
両チーム一歩も譲らず迎えた延長11回、ドジャースは2死満塁のチャンスをつくるも、アンディ・パヘス外野手の打球はボテボテの投ゴロに。延長12回に突入するかと思われたが、フィリーズのオリオン・カーカリング投手が本塁に悪送球。アウトを焦った24歳右腕の失策がドジャースの勝利を呼び込んだ。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は自身のX(旧ツイッター)で「混乱したエンディングの中で、キム・ヘソンは戻ってもう一度ホームベースを踏み直し、確実にセーフになるようにした。最初はホームベースを踏み損ねたようにも見えたため、それは機転の利いた素早い行動だった」と投稿。キムの足がホームベースに触れていない瞬間の写真も添付し冷静な判断を称賛した。
ハリス記者の“決定的な1枚”を見たファンからは「最初、明らかにホームを踏み損ねてたね」「ホームベース踏みに戻る、賢明でしたね」「この場面、内心パニックになってた」「よくやったと思う」「サヨナラでワーってなってる中で冷静だったのやっぱりえらい」などのコメントがSNSに集まった。
また、映像でその瞬間を確認したファンから「これ別角度から見たらちゃんとロハスがベンチから指差して何か言ってるのよね……あのテンションと騒ぎの中で流石だと思った」と、36歳チームリーダーの冷静沈着な行動を称える声も寄せられていた。
(Full-Count編集部)