崖っぷち巨人、劣勢でも大勢&マルティネスを投入へ コーチの期待「行かざるを得ない」

巨人・大勢(左)とライデル・マルティネス【写真:古川剛伊】
巨人・大勢(左)とライデル・マルティネス【写真:古川剛伊】

第2戦へ巨人・阿部監督「全部使うつもり」

■DeNA 6ー2 巨人(11日・横浜)

 巨人は11日、横浜スタジアムでDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦に2-6で完敗した。12日の第2戦で敗れれば終戦となるだけに首脳陣は総力戦を示唆。杉内俊哉投手チーフコーチは、ビハインドの展開でも大勢、ライデル・マルティネス両投手を登板させる可能性も示唆した。

 雨の初戦で先発の山崎は筒香に2本塁打を浴びるなど6回5安打の4失点で敗戦投手となった。打線もDeNAのケイ、伊勢、森原の継投の前にわずか2安打に封じ込まれた。

 負ければシーズン終了となる第2戦。阿部監督は「ブルペン全部使っていくつもりでいきます」と見据えた。杉内コーチも負けている状況でも大勢、マルティネスを投入する考えを示した。

「最後の試合になる可能性もありますからね。行かざるを得ないですよね。大勢、マルティネスに流れを作って逆転っていうのも考えとしてはありますから。できれば勝っている状態で送り出してあげたいなと思いますけど」

 大勢は阪神・及川と並ぶリーグトップの46ホールドをマーク。マルティネスも中日・松山と並ぶ最多の46セーブを挙げた。厳しい状況でも、タイトル確定の最強コンビによる圧倒的な投球が劣勢の流れを止め、自軍に引き寄せる“効果”に期待している。

 第2戦の巨人の先発マウンドには戸郷が立つ。実績十分の投手陣がDeNA打線を封じ、“逆王手”をかける。

(湯浅大 / Dai Yuasa)

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