大谷翔平を第1、2戦で登板させない理由 指揮官が記者の質問を一蹴「関係ない」

会見で取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
会見で取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

大谷はリーグ優勝決定シリーズ第3戦以降の先発に

 ドジャース・大谷翔平投手の次回登板は16日(日本時間17日)のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦以降となった。デーブ・ロバーツ監督が12日(同13日)の会見で明らかにした。

 ロバーツ監督は当初、大谷を第1戦、第2戦で先発させる意向を示していたが、ブレイク・スネル、山本由伸両投手がそれぞれ先発することに。大谷は13日(同14日)から敵地で行われる第1戦、第2戦は打者に専念することになった。フィリーズとの地区シリーズでは18打数1安打の打率.056、本塁打なし。打撃不振が原因なのかと記者に問われたロバーツ監督は全否定した。

「(打撃の影響は)全くない。このシリーズでは1試合だけ登板するが、それは投手陣の登板間隔や全体のバランスを考えた結果だ。登板順が打撃不振に関係しているわけではない」

 ロバーツ監督は第3戦以降の先発投手を公表しなかったが、本拠地に移す16日(同17日)の第3戦と17日(同18日)の第4戦は大谷かタイラー・グラスノーが務めることに。18日(同19日)の第5戦でスネルを中4日で投入すれば、20日(同21日)の第6戦では山本が中5日で投げることができる。

 これまでポストシーズンでの大谷の登板は、翌日に試合がない日を選んでいた。「7回戦制で4人の先発投手がいて、そのうち2人が2回登板できることを考えた。全体のバランスを重視した。つまり登板日を休養日に合わせることよりも、シリーズ全体を通した先発ローテーションを構築したかったのが理由だ」。2年連続のワールドシリーズ切符は、好調な先発投手全員でつかんでいく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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