大谷翔平への敬遠は「正しかった」 痛恨の押し出しも…ブ軍指揮官「難しい決断ではなかった」

大谷との対決は2打数無安打3四球
【MLB】ドジャース 2ー1 ブルワーズ(日本時間14日・ミルウォーキー)
ブルワーズは13日(日本時間14日)、本拠地で行われたドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に1-2で敗れた。大谷翔平投手とは2打数無安打3四球で勝負を避ける場面が目立ち、最終回の敬遠が痛い失点につながった。それでもパット・マーフィー監督は試合後に「正しいことだった」と振り返った。
大谷に対しては、初回はオープナーの左腕アシュビーが四球を与えた。3回は右腕プリースターが左飛に打ち取り、5回1死二塁では申告敬遠。7回は左腕ケーニッグが一ゴロに仕留めた。1点差の9回1死二、三塁の場面では大谷を申告敬遠で歩かせ、続くベッツが押し出し四球。結果的に痛い追加点を与えてしまった。
試合後、報道陣から2度の申告敬遠を問われたマーフィー監督は「貴方が思うほど難しい決断ではなかった。一塁が空いていたし、(敬遠することで)併殺も狙える」と説明。「そして、ショウヘイは不振関係なくフライを打てるので危険。打線の対スネルを見ていると、あの場面で失点する訳にはいかなかった。大きなリスクを伴う決断ではなかったと思う」と続けた。
大谷はフィリーズとの地区シリーズで18打数1安打9三振と不振だった。マーフィー監督は「数字(大谷の不振)は関係なかった。初日に言ったと思うけど、ムーキー・ベッツは球界最高の選手の1人だと思う。彼に対してリスペクトを欠いたことをしたかったのではなく、(敬遠は)正しいことだった(からそうした)。ショウヘイは外野に強い打球を打てるからね」と言い切った。
打線はドジャース先発スネルの前に8回1安打無失点と沈黙。9回に登板した佐々木を打ち崩して1点差とし、降板に追い込んだが、続く3番手のトライネンに後続を断たれ、1点差で敗れた。
(Full-Count編集部)