500億円軍団も村上宗隆の移籍候補先に? 惨敗で怒りの大補強か…NYメディア「興味深い選択肢」

ヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】
ヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】

複数球団が争奪戦に浮上か

 今オフにポスティング制度でメジャー挑戦の可能性が出ているヤクルトの村上宗隆内野手に対し、米国メディアも熱視線を注いでいる。これまでも400億円を超える大型契約の可能性が囁かれてきた中、その動向が注目される。

 村上は今季、故障で前半戦の大半を棒に振ったにも関わらず、56試合で22本塁打、47打点、OPS1.043という驚異的な成績を残した。MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者が10日(日本時間11日)に特集記事を公開すると、米国メディアも続々と反応を示した。

 同記事では、ヤンキース、メッツ、フィリーズ、マリナーズ、ドジャース、ジャイアンツ、レッドソックスなどを移籍の候補先として挙げた。これを受け、米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」も「ムラカミは25歳の誕生日を過ぎるまで待ったため、高額な契約を勝ち取ることは間違いないだろう」とし、12年総額3億2500万ドル(約493億5800万円)でドジャースと契約した際の山本由伸投手と「状況が似ている」と指摘した。

 ニューヨークのテレビ局「SNY」電子版は11日(同12日)に「メッツとヤンキースが、今オフに村上宗隆に興味を示している」と紹介。契約のオプトアウトを表明したピート・アロンソ内野手に代わる大砲候補として、メッツにとって村上が「検討すべき興味深い選択肢」と指摘。メッツのデビッド・スターンズ編成本部長が来日して視察したことにも触れた。

 メッツは今季、ドジャースの大谷翔平投手を上回る歴代最高額の15年総額7億6500万ドル(約1162億円)でフアン・ソト外野手を獲得するなど、チーム総年俸はメジャー2位の3億3800万ドル(約513億円)で臨むも、ポストシーズン進出を逃していた。一方、ヤンキースに関しては「現時点では必ずしも最適な環境とは言えない」としつつも、村上の打撃が、本拠地ヤンキースタジアムに合っていると分析した。

 ビジネス誌「フォーブス」は12日(同13日)、「フィリーズ、村上宗隆の獲得を目指す球団の一つに」と題した記事を掲載。地区シリーズでドジャースに敗れたフィリーズは、本塁打王のカイル・シュワーバー外野手がFAとなる見込みであることから「ムラカミをDHに入れる可能性がある。あるいはシュワーバーを残せば、ブライス・ハーパーを外野に戻し、村上を一塁に置くこともできる」と起用の選択肢を紹介した。

(Full-Count編集部)

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