CSファイナル、小久保監督が警戒する打者 初戦はモイネロ先発…日本ハムは“天敵”準備か

小久保監督「盛り上げた2球団だという自負がある」
みずほPayPayドームで14日、「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージの前日記者会見が行われ、第1部にはソフトバンクの小久保裕紀監督、柳町達外野手、パーソルホールディングス株式会社の和田孝雄代表取締役社長が登壇した。
2年連続パーソル パ・リーグ優勝を導いた小久保監督。「昨年もファイナルステージを経験しましたが、やはり短期決戦は特別な戦いになります。チームとしての勝利、これしか考えません。それだけ考えて戦います。地の利を生かして、みずほPayPayドームのホークスファンの皆さんの心を揺さぶるような試合を届けられるように頑張ります」と力強くコメントした。
柳町も「厳しい戦いになると思いますが、福岡のファンの皆さんを熱狂できるような熱い試合、そして僕たちが勝ち切るところをお見せできれば。その場の状況に応じて、自分ができる最大限のプレーをしていきたいと思います」と、明日からのファイナルステージに向け意気込みを語った。
対戦相手となる日本ハムについて、小久保監督は「レギュラーシーズンの勝敗もほぼ互角で、後半はほぼ一騎打ちの優勝争いを繰り広げてきた相手」とし、「(ソフトバンクと日本ハムは)今年のパ・リーグを盛り上げた2球団だという自負があるので、そういう意味で締めくくりのパーソル CS パにしたいです」と、シリーズの盛り上げを誓う。
初戦の先発はモイネロ、警戒する相手打者は?
第1戦の先発は、今季日本ハム戦で8試合に登板し、防御率1.87と好投したリバン・モイネロ投手に託す。
小久保監督は「今川(優馬)選手、山縣(秀)選手が出てくると思うので、そこをしっかり抑えてほしいです」と、9月9日の対戦で本塁打を許した2選手を警戒。柳町は「モイネロに自分のピッチングをさせてあげられるように、まずは先制点を取りたい」と気を引き締めた。
最後に、あらためてファイナルステージの意気込みを聞かれると、「積極的に攻めたミスは一切責めないので、アグレッシブなプレーを期待しながら、ファンに『今年のパ・リーグはおもしろかった。この2強が(リーグを)引っ張った』と思ってもらえるように締めくくりたい」と小久保監督。
柳町は、シリーズで一番“パない”はたらきをした選手に贈られる「#パーソル賞」を意識し、「やっぱり自分はバッティングが売りなので、緊迫した場面でのヒットやホームランで“パない”活躍を見せて、パーソル賞をいただきたいと思います」と笑顔で話した。
第22回みやざきフェニックス・リーグで調整していた山川穂高内野手や、ケガで離脱していた今宮健太内野手、周東佑京内野手も一軍に合流。経験豊富な頼もしい面々を揃え、「SMBC日本シリーズ2025」進出をかけた戦いに臨む。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)