明大、5季ぶり44回目の優勝 ドラ1位候補の小島&毛利が活躍…早大は史上最長タイ4連覇ならず

優勝を果たした明大ナイン【写真:小池義弘】
優勝を果たした明大ナイン【写真:小池義弘】

今春と昨秋はいずれも同率首位も優勝決定戦で早大に苦杯

 東京六大学野球秋季リーグは19日、明大が早大2回戦に1-0で勝利。2勝0敗で勝ち点を「4」とし、2023年春以来5季ぶり44回目の優勝を決めた。次週に立大との対戦を残しているが、早くも今季8戦全勝の明大に追いつけるチームがなくなった。一方、リーグ史上最長タイ記録(過去6度)の4季連続優勝を目指していた早大は、快挙に届かなかった。

 明大は今春まで早大に3連覇を許していたが、昨秋と今春はいずれも同率首位でシーズンを終え、優勝決定戦の末に天皇杯を早大に譲っていた。ついに鬱憤を晴らした格好だ。

 今季の明大のチーム打率.329、チーム防御率0.86(成績は18日現在)は、いずれもリーグ断トツ。強打の捕手で4番を打つ小島大河(4年)、最速151キロ左腕・毛利海大投手(4年)を中心に、投打に他大学を圧倒した。小島と毛利は今月23日のプロ野球ドラフト会議でも、1位指名候補に名前が挙がっている。

 この日はまず、今季から二塁のレギュラーに定着した岡田啓吾内野手(3年)が守備でチームのボルテージを上げた。4回1死一、三塁のピンチで、早大・田村康介内野手(4年)が一塁側ファウルエリアに飛球を打ち上げると、岡田は猛然と追いかけ、ホームベース方向へ背中を向けた格好でスライディングキャッチ。三塁走者がタッチアップで本塁へ突入したが、岡田は振り向きざまにワンバウンドの好返球で刺し、ダブルプレーで相手に先制を許さなかった。

 5回の攻撃では1死二塁の好機に、主将の8番打者・木本圭一内野手(4年)が左中間を破る先制適時二塁打を放った。先発の大室亮満投手(2年)ら4人の継投で早大打線を封じ、最後はドラフト候補の大川慈英投手(4年)が150キロ台を連発して締めた。

(Full-Count編集部)

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