ド軍スコットのWS復帰は「ゴーサイン待ち」 指揮官の残り“1枠”言及に「ウズウズしている」

地区シリーズ途中から離脱
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は21日(日本時間22日)、ブルージェイズと激突するワールドシリーズについてオンライン会見で言及。地区シリーズ途中からロースターを外れていたタナー・スコット投手の復帰について「1枠を協議してもいい」と含みを持たせた。
スコットの状態について「タナーがスローイングを続け、ブルペンに入ったことはいいことだ。医師が彼にゴーサインを出すのを待っている状況」と説明。ロースター入りについては「今日の時点では回答することはできない」としつつ「彼は(投げたいと)ウズウズしているから、それはいいことだ。幸運にも投げたあと、彼がどういう状態なのかあと数日間見極めることが出来る」と、復帰の可能性を示唆した。
スコットはレギュラーシーズン9月26日(同27日)のマリナーズ戦を最後に登板はなく、フィリーズとの地区シリーズ第4戦前からロースターを外れていた。20日(同21日)に取材に応じたスコットは「詳細には言わないけど、感染症だった。バッドタイミングだった。(復帰できるので)投げ続けたい」と離脱の理由について明かした。
ブルージェイズはゲレーロJr.やスプリンガー、復帰を目指すビシェットなど右の強打者が多い。ただ、ロバーツ監督は「(中継ぎの)1枠を協議してもいいと思っている。協議中で、まだ決断をしていない。その1枠を除けば、全く同じ布陣になるだろう」と語り、ブルペンの1枠を入れ替える可能性を示唆した。
現在のコンディションについて「間違いなくフィリーズとのシリーズと比べて、随分と身体の調子がいい」と万全であることをアピールした。前回登板から1か月も感覚が空くが「問題はない」と強調。その理由を「プレーオフの雰囲気は違うからだ」と語った。
レギュラーシーズンではチーム最多23セーブを挙げた一方で、セーブ失敗もメジャー最多の10回。後半戦は16登板で0勝2敗、防御率6.92と不振に陥った。ポストシーズンでは佐々木朗希投手が抑えとして台頭しているが。今季から4年7200万ドル(約109億円)でドジャースに加入した左腕が、どのように起用されるかは勝負を分けることになるかもしれない。
(Full-Count編集部)