ド軍に初戦で挑む22歳が「漫画の主人公」 1Aで開幕から半年…つかんだ大役「どんだけ出世」

ブルージェイズのトレイ・イェサベージ【写真:ロイター】
ブルージェイズのトレイ・イェサベージ【写真:ロイター】

過去78年間で最も若いWS第1戦の先発投手に

 ブルージェイズとドジャースのワールドシリーズは24日(日本時間25日)に開幕する。ブルージェイズで第1戦に先発を託されたのは22歳のトレイ・イェサベージ投手。今季は1Aからプレーを始めた新人が、半年後に世界最高峰の舞台で前年王者の銀河系軍団に対峙することとなり、その大躍進に注目が集まっている。

 昨年のドラフトで1巡目(全体20位)指名を受けた22歳。今季はブルージェイズ参加の1Aで開幕を迎え、6月に2A、8月に3Aと駆け上がり、9月15日(同16日)のレイズ戦でメジャーデビュー。レギュラーシーズンで3登板、1勝0敗、防御率3.21という成績ながら、地区シリーズ第2戦で先発を任されると、ヤンキース打線を5回1/3で無安打11奪三振無失点の快投を見せて勝利投手に。マリナーズとのリーグ優勝決定シリーズで第2戦は敗れたものの、王手をかけられていた第6戦では5回2/3を2失点で、ポストシーズン2勝目を挙げた。

 米データ会社「コーディファイ・ベースボール」によると、過去78年間で最も若いワールドシリーズ第1戦の先発投手となる見通しだという。フォーシーム、スライダー、スプリットを軸にレギュラーシーズンで10.29、ポストシーズン13.20という高い奪三振率が持ち味だ。

 対するドジャースは大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手らスーパースターを擁する。試合前日23日(同23日)の報道陣の取材に、大谷について「彼はスペシャルな選手だ。彼は投打において(相手に)被害をもたらすことができる。でも、私たちも理由があってここにいることを忘れてはいけない。自分たちの野球をしたい。彼を無効化する為に、何か修正が必要であれば、行うよ」と意気込んだ。

 ドジャース応援が多い日本のファンも、この大抜擢に注目。SNSでは「イェサベージのシンデレラストーリー、凄すぎ。6か月前は1Aだったんだよ」「半年でどんだけ出世してんだよ」「明日になったら突然、日本で知名度が急上昇する人物」「私がイェサベージの親なら涙で試合が観れないね。デビューしたての息子がWSという大舞台で初戦を任されるなんて、例え打たれたとしても誇りでしかない」「9月に出てきたスター新人ガチで楽しみ」「大谷は言わずもがなだけどイェサベージもまあまあ漫画の主人公してるな」などの声が出ている。

(Full-Count編集部)

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