西武・今井達也は「つかめない」 元監督も成長を評価、今季は「本当にすごかった」

西武・今井達也【写真:小林靖】
西武・今井達也【写真:小林靖】

辻発彦氏、五十嵐亮太氏、T-岡田氏の3人が厳選した好プレー

 パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」に20日、辻発彦氏、五十嵐亮太氏、T-岡田氏が出演。今季レギュラーシーズンのプレーから“ハンパじゃないくらいイイはたらき”、略して“パない”プレーを厳選した。

 まず、五十嵐氏が選んだのは9月2日オリックス戦でソフトバンク・周東佑京内野手が見せたダイビングキャッチ。このプレーについて、五十嵐氏は「キャッチして、寝たままガッツポーズする選手は初めて見た! 周東じゃないと追い付かないし、もし打球が抜けていたら、スリーベースじゃない?」とコメント。すると名手として知られた辻氏は「いや、まだ余裕だな」と反応。「守備にはちょっとうるさいよ?」と笑みを浮かべつつも、「(周東選手は)スタートがすごく速いよね。内野手出身の外野手はダイビングキャッチが本当にうまい」と周東のポテンシャルの高さを評価していた。

 続いて、辻氏がピックアップしたのは、かつて自身が監督を務めた西武の今井達也投手の投球だ。「2試合連続完封もあったし、17奪三振もあったし、本当にすごかった」と今季の活躍を称賛。五十嵐氏が「性格的にはどういった選手なんですか?」と投げかけると、辻氏は「つかめない」と一言。それでも、「負けても投げ続けて、経験を積んで、すごく成長してきたな、と。自分がチームリーダーにならなきゃというところも芽生えてきたし、人間的にも成長したなと思います」と加えた。

 T-岡田氏は、オリックス・若月健矢選手のサヨナラ打を選出した。今季、3度のサヨナラ打を放った若月について、「開幕戦にサヨナラヒット。これ以降9回、若月選手に(打席が)回ると、球場が“何か起こしてくれるんじゃないか”みたいな雰囲気になるんですよ」とT-岡田氏。

 続けて「もともと意外性のあるバッターではあったんですが、今年は安定して成績を残せていましたし、今年の3位という順位は、若月選手なしでは考えられないと思いますね」と活躍を振り返る。また、辻氏も「(監督時代は)痛い目に遭いましたよ……」と若月選手の印象を語り、「意表を突かれたホームランも打たれましたし、キャッチャーとしてもブロッキングが上手い」と高く評価していた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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