カーショーが激白した引退理由 11勝でも…大谷&山本に譲った居場所「4人に入っていない」

11勝2敗、防御率3.36も「先発陣の4人に入っていない」
ドジャースのクレイトン・カーショー投手は23日(日本時間24日)、ワールドシリーズの前日会見に臨んだ。今季限りで現役引退を表明しているが、「色々な理由がある」としつつ“決め手”を語った。
ドジャース一筋18年のカーショーは今季限りで現役引退を発表している。2008年にメジャーデビュー。通算223勝を挙げ、3度のサイ・ヤング賞、2度のワールドシリーズ制覇と輝かしいキャリアを築いた。
今季も23登板で11勝2敗、防御率3.36。通算3000奪三振を達成するなど、現役最終年とは思えない活躍を見せた。プレーオフでも中継ぎ待機している。
この日、ワールドシリーズの前日会見でカーショーは引退理由を問われた。そこで挙げたのは大谷翔平、山本由伸、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーの4投手の存在だった。
「このワールドシリーズがいい例。自分も投げられるけど、アンビリバボーな4人が揃っている。調子は悪くないのかもしれないけど、先発陣の4人に入っていない。いいことだと思うし、悲しいことではない」
デーブ・ロバーツ監督はワールドシリーズのロースターにカーショーを入れることを明言した。それでも、長年エースとしてドジャースの黄金時代を牽引してきた左腕が滲ませたプライド。「正しい判断をしたということだ。納得しているよ」。すっきりとした表情で“引き際の美学”を語った。
(Full-Count編集部)