大谷翔平が見据える史上10人目の快挙 GG賞名手も期待…評価を覆した「象徴的な試合」

「単一ポストシーズンにLCSとWS両方でMVPに選出された選手は?」
【MLB】Bジェイズ 11ー4 ドジャース(日本時間25日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦で、ポストシーズン6本目となる2ランを放った。チームは大敗を喫したが、自身にとってはワールドシリーズ初アーチ。MLBネットワークは、史上10人目の“偉業”達成に期待を寄せた。
ナ・リーグ優勝決定シリーズでは、第4戦に投打二刀流で出場。投げては7回途中2安打無失点10奪三振、打っては3本塁打という離れ業でチームを4連勝突破に導き、シリーズMVPに輝いた。
米放送局「MLBネットワーク」が「ショウヘイ・オオタニとブラディミール・ゲレーロJr.のスーパースター2人がLCS(リーグ優勝決定シリーズ)MVPに選出されました。そこで疑問がわきます。単一ポストシーズンにLCSとワールドシリーズ両方でMVPに選出された選手は?」として、これまで“W選出”された9選手を紹介した。
司会者のグレッグ・アムシンガーがこれまでの9人を活躍ぶりに基づいてランク付け。それによると、1位が1988年オーレル・ハーシュハイザー(ドジャース、先発投手)、2位が2014年マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ、先発投手)、3位が2011年デビッド・フリース(カージナルス、一塁手)、4位が2020年コーリー・シーガー(ドジャース、遊撃手)、5位が1979年ウィリー・スタージェル(パイレーツ、一塁手)、6位が2008年コール・ハメルズ(フィリーズ、先発投手)、7位が2022年ジェレミー・ペーニャ(アストロズ、遊撃手)、8位が1982年ダレル・ポーター(カージナルス、DH)、9位が1997年リバン・ヘルナンデス(マーリンズ、先発投手)となった。
1988年から二塁手としてゴールドグラブ賞を3年連続で受賞したハロルド・レイノルズ氏は「大谷がワールドシリーズMVPになると思う。ゲレーロJr.と彼のどちらか、という話ではない。投げて打つ。このワールドシリーズに非常に大きな影響を与える。前のシリーズ(ナ・リーグ優勝決定シリーズ)では投げた試合で3本塁打を打ってMVPになった。あのシリーズ中、あの試合以外ではMVPを獲る方向性にはなかった。あの象徴的な試合があったから、彼のシリーズになった」と話す。史上10人目の快挙を成し遂げることができるか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)