鷹・浜口遥大、トレード1年で戦力外「覚悟していた」 現役希望も「声かからなければやめる」

佐賀出身左腕、昨年末にDeNAからトレード加入
ソフトバンクの浜口遥大投手が27日、みずほPayPayドーム内の球団事務所を訪れ、来季の支配下選手契約を結ばない旨を伝えられた。昨年末にDeNAからトレード移籍した左腕だったが、今年4月に「内視鏡下胸椎黄色靭帯骨化切除術」を受けたこともあり、今季の1軍登板はなし。佐賀出身で、神奈川大から2016年ドラフト1位で入団した30歳左腕が、わずか1年でチームを去ることとなった。
戦力外を通達された左腕は「なかなか1年間いいパフォーマンス出せなかったので、仕方ないかなと」と胸中を語った。今後については「一応現役は続けるつもりです。声がかかるのを待とうかなと」と現役続行の意思を示した。
佐賀・三養基高、神奈川大を経てDeNAに入団した浜口は、ルーキーイヤーの2017年にいきなり2桁10勝をマーク。昨年12月23日に三森大貴内野手との交換トレードが発表された。今年4月に左肘関節クリーニング術と胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症を受けていた。
「オペ後なかなか状態上がらなかったけど、シーズン終盤にかけて勝負できそうだなと感じることは増えてきたので。戦っていけるチャンスはあるかなと。(オファーを)待ちたいと思います」
チームは現在、阪神との日本シリーズを戦っている。「競争に全然絡めなかったですし、2軍でもいいパフォーマンスも発揮できなかったので。優勝争いをするチームの中で出番がないと感じていたので。覚悟はしていました」と心境を明かした。
改めて今後については「やれるうちは現役をやりたいですけど、必要とされるのがプロ野球選手として大事なことですし、声が掛からなければやめるつもりではいます。基本はNPBで声が掛かればいいなと思います。トライアウトは今のところ受けるつもりはないです」とした。
今年7月には実戦復帰を果たし、2軍戦には15試合に登板。1勝2セーブ、防御率3.78の成績だった。通算成績は135試合に登板し、44勝46敗2ホールド、防御率3.76。
(Full-Count編集部)