2戦でわずか3得点…ロバーツ監督は打線にも苦言「しがみつかないと」　打順組み替えも不発

打線はわずか4安打…3番ベッツも不発

【MLB】Bジェイズ 6ー1 ドジャース（日本時間30日・ロサンゼルス）

　ドジャースは29日（日本時間30日）、本拠地・ブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦に1-6で敗れ2連敗。2勝3敗で王手をかけられ、世界一連覇に崖っぷちとなった。試合後、デーブ・ロバーツ監督は不発の打線にも「いい気分ではない」と厳しい口調だった。

　直近2試合でわずかに3得点と打線が沈黙した。この日は2番ウィル・スミス捕手、3番ムーキー・ベッツ内野手と打線を組み替え臨んだが、上位4人で安打が出たのはスミスのみ。頼みの綱だった大谷翔平投手も2試合無安打だった。

　新人右腕のトレイ・イェサベージに圧倒された。7回104球を投げわずか3安打12奪三振とバットが空を切った。得点はエンリケ・ヘルナンデス内野手のソロのみに終わった。試合後、ロバーツ監督は「いい気分ではない。明らかに彼らはヒットを打ち、走者を進める方法を見つけているのに対して、私たちはそれができていない」と険しい表情だった。

　その後、イェサベージを称賛したが、打線へは苦言を続けた。「今晩はいい投球をしたと思う。それでも与えられた球に対して、フィールド全体を使わないといけない。長打を打つことができない球しかこなければ、ダウンスイングをして、しがみつかないといけない。バーガー、ビシェットなどの（相手）選手はそれをやっている」と相手打線との差を語った。

　第6戦はケビン・ガウスマン投手と対戦する。負けたら終戦の一戦。「私たちもそれができる能力があるから、アジャストしないといけない。多くの選手は何度もガウスマンと対戦してきているから、フレッシュな状態で、試合を勝つ方法を見つけないといけない。それだけだ」と淡々と語った。

（Full-Count編集部）