山本、山本、山本…Bジェイズ監督会見で質問集中 本音は「ちょっと疲れてて」

シュナイダー監督「初対戦の経験を踏まえて対策を練りたい」
ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は30日(日本時間31日)、本拠地ロジャースセンター内で記者会見を行った。31日(同11月1日)のワールドシリーズ第6戦ではドジャース・山本由伸投手とシリーズ2度目の対戦に臨む。この日の会見では山本に関する質問が集中した。
山本とは25日(同26日)の第2戦で対戦し、4安打1失点で完投勝利を許した。「6、7種類の球種を自在に使い分けるタイプで、試合の中でまるで別の投手に変身する。だから打者は狙いを決めてブレないことが大事になる。待って勝負できる相手じゃない。ゾーンを攻めてくるので、こちらも動きを仕掛けなきゃいけない。初対戦の経験を踏まえて対策を練りたい」と攻略を見据えた。
中5日を空けての再戦となる。「実際に対戦して感触をつかめたのは大きい。他の投手とは違う腕の振り方やリリースの見え方に慣れたと思う。明日は同じ配球で来るのか、少し変えてくるのか。それに合わせて柔軟に対応できるようにしたい」。山本は27日(同28日)の第3戦で延長19回の登板を見据えてブルペンで準備していた。「さすがにちょっと疲れてて欲しいですね」と本音ものぞかせた。
ブルージェイズはケビン・ガウスマンが先発する。第2戦では負け投手となったものの、7回途中4安打3失点と試合を作っていた。「楽しみだ。第2戦はヤマモトが素晴らしすぎて、ケビンの投球が少し見落とされたけど、内容は互角だ。昔ながらの投手戦になりそうだが、どう転ぶかは分からない。でもケビンには全幅の信頼を置いている。ここ数年ずっとエースとしてやってきたし、大舞台でも安定しているから」と期待を込めた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)